米外為市場サマリー:米CPI受け一時134円10銭台に軟化
10日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=134円34銭前後と前日に比べ90銭弱のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=147円56銭前後と同70銭弱のユーロ安・円高だった。
この日に米労働省が発表した4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比の上昇率が4.9%(市場予想は5.0%の上昇)となり、10カ月連続で伸びが鈍化した。前月比の伸びは0.4%で市場予想と同じだった。市場では米連邦準備理事会(FRB)に利上げ継続を促すほどの内容ではないと受け止める向きが多く、米長期金利が低下するとともに日米金利差の縮小を意識したドル売り・円買いが流入。米債務上限問題を巡る不透明感もドルの重荷となり、ドル円相場は一時134円11銭まで軟化した。一方、ユーロは欧米金利差の縮小から対ドルで買われた半面、投資家のリスク回避姿勢を背景に対円では売られた。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0982ドル前後と前日に比べて0.0020ドル程度のユーロ高・ドル安だった。
出所:MINKABU PRESS
この日に米労働省が発表した4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比の上昇率が4.9%(市場予想は5.0%の上昇)となり、10カ月連続で伸びが鈍化した。前月比の伸びは0.4%で市場予想と同じだった。市場では米連邦準備理事会(FRB)に利上げ継続を促すほどの内容ではないと受け止める向きが多く、米長期金利が低下するとともに日米金利差の縮小を意識したドル売り・円買いが流入。米債務上限問題を巡る不透明感もドルの重荷となり、ドル円相場は一時134円11銭まで軟化した。一方、ユーロは欧米金利差の縮小から対ドルで買われた半面、投資家のリスク回避姿勢を背景に対円では売られた。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0982ドル前後と前日に比べて0.0020ドル程度のユーロ高・ドル安だった。
出所:MINKABU PRESS