「徳島からスタンフォード大学へ」松本杏奈さんがSNSで“母の虐待”投稿も即削除 真偽をめぐりSNS騒然
松本さんが通うスタンフォード大学(写真・ロイター/アフロ)
ある女子大生が、ネット上で注目を集めている。2021年3月に徳島文理高等学校を卒業し、9月に米国のスタンフォード大学に進学した、松本杏奈さんだ。特異な経歴から、これまで多くのメディアに登場してきた。
「帰国子女でもなければ、インターナショナルスクール出身でもない、ごく普通の女子高生が、スタンフォード大学に入学したということで、称賛が寄せられました。彼女は、自身の体験を著書『田舎からスタンフォード大学に合格した私が身につけた 夢をつかむ力』にまとめ、多くの反響がありました」(芸能記者)
著書の宣伝文句は、「“味方なし”“お金なし”“英語力なし”の3つの逆境を乗り越えてスタンフォード大学に合格した1人の高校生の奇跡」だ。
「海外の名門大学は、日本の大学と違ってボランティア活動への参加やインターン、コンテストでの優勝など、学業以外での成績も評価の対象となります。試験一発合格であれば、英語力と学力さえあえれば誰でも挑戦できますが、そういうわけではありません。彼女はこうしたハードルを、めげずにひとつひとつクリアしていったのです。たとえば『アジアサイエンスキャンプ2019』に参加したり、『海洋プラ問題を解決するのは君だ!』プロジェクトを主導したりするなど、多くの活動に取り組みました。漠然と海外の大学に行ってみたいと考えている高校生たちにとって、非常に有意義な1冊でした」(同前)
ところが、彼女の抱える“逆境”を強調しすぎたせいで、SNS上では大きな非難が寄せられた。
「彼女の父親は医師ですし、通っていた徳島文理高等学校は高偏差値の進学校として有名です。そもそもが恵まれた環境だった、彼女を支援してくれた周囲への感謝が足りない、といった批判が殺到したのです。松本さんへの誹謗中傷や、真偽不明のプライベートな情報までネット上にあふれました。これを受け、著書の版元であるKADOKAWAは《一部のコメントやレビューに、社会通念に照らしても看過できないほどの悪質な誹謗中傷、著者自身に関する誤った情報や憶測等が含まれております》と発表。松本さんも弁護士に相談していると明かしました」(同前)
こうした一連の騒動が起きたのは2022年6月のこと。そこから約1年たち、松本さんは一時、閉鎖していたTwitterを再開した。
ところが5月5日、突然、実母による“虐待”を告発するツイートをおこなったのだ。
「その投稿はすぐに削除されてしまいましたが、《幼少期から実子の性器を舐めて育てて》《併用禁忌の薬飲ませて挙句の果てには警察呼ばれて》と、かなりショッキングな内容が書かれていました。これに対し、実母を名乗るアカウントが全面的に虐待の事実を否定しています。Twitterの人気インフルエンサーがこのトラブルを紹介すると、一気に拡散され、どちらの主張が真実なのか、議論を呼んでいます」(同前)
SNS上では、
《結果的にスタンフォードで頑張ってるなら応援する》
《仲直りできるんだろうか》
《どんどん怖い展開になっている》
と、突如勃発した“母子論争”を心配する声が寄せられている。
「すでに告発するツイートを削除しているということは、松本さんとしては本気で告発するつもりがないか、誤った情報を載せていたとか、事情があるのでしょう。どんな背景があれ、単身、海外の大学に挑戦するのはたいへんなこと。もちろん、周囲の人のサポートもあったのは間違いないでしょう」(同前)
将来の日本を担う人材として、まずは学業に励んでほしい。