目黒駅から徒歩約5分。

大通りを渡れば白金台という“目黒の端”に、上品な大人たちが行き交う店がある。

目黒通り沿いで暖簾を掲げる和食店『目黒の和食 さとう』だ。

シンプルで上質、それでいて気負いのない優しい味わいを提供。

ゆったりとした時間を過ごしたいふたりに、安らぎをもたらしてくれる貴重な店だ。


上大崎の交差点でタクシーを降りれば、ほっとする暖簾が待っている


目黒通りに掲げられた、白い暖簾が店の目印。

店は細い階段を下った地下にあり、“目黒の和食”の文字からは温もりが伝わってくる。



上大崎の交差点にほど近い店へは車でのアクセスも便利。仕事終わりに待ち合わせをして、一緒にタクシーで向かうのもスマート

季節の酒肴から個性あるひと皿まで、懐深き料理にまた足を運びたくなる


『目黒の和食 さとう』では、ベーシックな一品とほんの少しひねりを加えたメニューが多い。



「旬のお野菜 前菜盛り合わせ」は、1,880円。


四季を感じさせる食材が並んだ「旬のお野菜 前菜盛り合わせ」。

そら豆、ウドの酢味噌、菜の花のおひたし、うるいの天ぷら、筍の土佐煮など、常時7〜8種類の一品を少しずつ味わえる。

「東口に大人が集う和食店を」と上大崎の交差点近くに暖簾を掲げて7年。

大将の佐藤淳一さんが考案した「特製トマト味噌の牛なべ」は、開店当時からの看板メニューだ。



「特製トマト味噌の牛なべ」3,600円。中央の玉ねぎをはじめ、肉の脂と出汁を吸った野菜類も酒を進ませるのに十分なコク深さだ


サイコロ状にカットされた霜降りロースを鰹だしの割下に浮かべ、脂が溶け出したタイミングでいただく。

3種類の味噌とトマトペーストをブレンドしたオリジナルの味噌を少しずつ溶かしながら、お好みで卵にくぐらせてもいい。

酸味とコク、出汁の旨み、卵のまろやかさが渾然一体となり、口内を満たしていく。


土鍋ご飯はふたりでちょうどいいサイズ感


「桜海老と菜の花の土鍋ご飯」(1,980円)は、5月上旬までの期間限定。

昆布だしで炊き上げた白米に、赤米を少し混ぜ、春らしいピンクに。菜の花と桜海老のコントラストも美しい。

このほかにも、「たたみチーズいわし」や「酒粕のグリッシーニ」「信州茄子と合鴨生ハムのマリネ」など、酒好きにぐっとくるアテの数々を提供。

またおひたしや白和え、土佐酢がけなど、旬の食材をふんだんに使った和のアラカルトなどがそろう。このラインナップに、心躍らない大人はいないだろ。




ふぐ料亭をはじめ、和食一筋で腕を磨いた大将の佐藤淳一さん。

白シャツにデニムエプロンという出立ちが、ゲストをリラックスさせる。


温かい雰囲気に解きほぐされて親密度は高まっていく


柔和な店主による料理とおもてなしで心が温まり、帰途につく幸せ。

ほろ酔いで歩く“駅までの5分”が、ふたりの夜を甘美に締めくくる。

何度も足を運びたい、お気に入りの店を見つけることは、ふたりの関係をより深めるに違いない。


■店舗概要
店名:目黒の和食 さとう
住所:品川区上大崎2-13-26 メイプルトップビル B1F
TEL:03-6450-2555
営業時間:17:30〜(L.O.21:30)
定休日:日曜、祝日
席数:カウンター4席、テーブル14席、個室1(7名)


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