ファナックが5日ぶり反発、今期最終減益予想も受注高の回復に期待

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 ファナック<6954.T>が5日ぶりに反発した。26日の取引終了後、23年3月期の連結決算発表にあわせ、24年3月期の業績予想を開示した。売上高は前期比3.8%減の8195億円、最終利益は同19.6%減の1371億円を見込む。また、23年1~3月期の受注高は2070億円と前年同期比で約8%減だったが、前四半期(22年10~12月)比では約3%増となった。今後の受注回復への期待に加え、株価は直近で下げが続いていたこともあって、買い戻しが入ったようだ。

 今期の業績予想には、在庫調整による生産の影響などを織り込んだ。想定為替レートは平均で1ドル=125円、1ユーロ=135円とした。23年3月期の売上高は前の期比16.2%増の8519億5600万円、最終利益が同9.9%増の1705億8700万円だった。FA(ファクトリーオートメーション)とロボット部門が増収となった。

出所:MINKABU PRESS