ウゴウゴルーガのブルブル震えるアニメが作れる! 懐かしい? 新鮮? 楽しいウゴツールの遊び方

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ウゴウゴルーガという子ども向けテレビ番組を覚えているだろうか。
その中でよく使われていたのが、線がブルブルと震える独特なアニメーションだった。

今回は、そのアニメーションを簡単に作成できる「ウゴツール」というフリーソフトを紹介しよう。


●ウゴツールでブルブル震えるアニメーションを作る
「ウゴウゴルーガ」は、フジテレビが1992年から1994年にかけて放送した子ども向けバラエティ番組である。
当時の最新のCG技術を取り入れたアニメーション、子ども向けとは思えないシュールな展開などで大人にも人気となった。
その中で出てきたのが、線がブルブル震える次のようなアニメーションだ。
YouTubeで「頑張れまさお君」と検索すれば、同様のなつかしい動画が出てくるだろう。


線がブルブルと震えるアニメーション


このようなアニメーションを作成できるのが「ウゴツール」だ。
起動すると次のような画面が表示されるので、一般的なペイントソフトと同様にツールバーのボタンをクリックして図形を描く。描いたら、すぐに線が動き出すはずだ。

なお、ツールバーの[ウゴモデルの揺れの有無]ボタンをクリックすれば、揺れのアニメーションをオン/オフすることもできる。
また、[ウゴモデルのプロバティ]ボタンをクリックすれば、画像全体のサイズや色、線の太さや揺れの大きさを変更することもできる。


起動したウゴツール



ツールバーのボタンを使って図形を描く。描いた図形はすぐにブルブルと震え出す。



このボタンをクリックすれば揺れをオン/オフできる。



[ウゴモデルのプロバティ]ボタンをクリックすると各種設定ができる。



サイズを小さくして背景色や線の太さを変更して作成した例。



●作成できるのは「揺れるアニメーション」と「VTRアニメーション」の2種類
作成したアニメーションは、拡張子「.ugm」のウゴモデルファイルという形式で保存される。

アニメーションとして書き出すなら、ツールバーの[ウゴモデルをアニメGIF形式で保存]ボタンをクリックする。
表示される設定画面は次のとおりだ。


GIFアニメーションの設定画面


[GIFファイル保存先]では保存するGIFファイル名を設定する。
重要なのは[アニメーションの種類]だ。
[揺れアニメーション]だと線が揺れるアニメーションとなり、
[VTRアニメーション]だと線が揺れるのに加えて、絵を描くプロセスそのものがアニメーション化される。
実際の違いは次を見れば一目瞭然だろう。


[揺れアニメーション]を指定して作成したアニメGIFファイル



[VTRアニメーション]を指定して作成したアニメGIFファイル


なお、このほかにもアニメーションの画像をBMP形式の静止画として書き出す機能も用意されている。

ウゴツールの基本的な使い方は以上だ。
ウゴウゴルーガを見て育った人はもちろん、当時、すでに大人だった人、ウゴウゴルーガなんて知らないよという人達にとっても楽しめるツールとなっている。
興味があれば、ぜひ試してみてほしい。

ウゴツール
ウゴウゴルーガ公式サイト




井上健語(フリーランスライター)