トヨタが「カムリ」の生産終了を発表! セリカカムリから43年の歴史に幕! 「思い出」多い人多し、反響は?

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トヨタのミドルセダン…43年の歴史に幕

 トヨタは、公式サイトにて「カムリ」、「パッソ」「ピクシスジョイ」を2023年内に日本での生産終了すると発表しました。
 
 なかでもカムリは40年近い歴史を持つモデルですが、どのようなモデルなのでしょうか。

2023年12月下旬で生産終了となるトヨタ「カムリ」

 カムリは、初代モデルが1980年に「セリカ・カムリ」として登場。

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 その後、単独モデルとして2代目(1982年)、3代目(1986年)、4代目(1990年)、5代目(1994年)、6代目(1996年)、7代目(2001年)、8代目(2006年)、9代目(2011年)、そして現行となる10代目(2017年)と歴史を重ねてきました。

 カムリは、これまで「トヨタのグローバルミッドサイズセダン」として、米国15年連続乗用車販売台数No.1獲得をはじめ、100カ国以上の国や地域で販売し、2017年時点で累計1800万台超えを達成しています。

 2017年に登場した現行カムリは、「性能」「智能」を突きつめることで「官能」をもたらす心揺さぶる上質セダンをコンセプトに、TNGAに基づきプラットフォーム、ユニット、電子系など全ての部品をゼロから開発することにより、エモーショナルで美しいデザイン、意のままの走り、上質な乗り味を実現。

 また、運転のしやすさを追求したHMI(Human Machine Interface)、上質で仕立ての良い室内空間、最新の予防安全装備の充実など、新たな上級ミッドサイズセダンとして進化させます。

 さらに2018年にはスポーティな新グレード「WS」を設定し若年層から支持されるなど、当時から「セダン市場の低迷」と言われていたなかで、セダンの魅力を訴求するなど一定数の支持を得ていました。

 2020年にはセリカ カムリ誕生から40周年を記念した特別仕様車「WS“Black Edition”」を設定していた他、直近で2022年8月1日に機能面の一部改良や深みのある赤のボディカラーを設定しています。

 1980年から歴史が続くカムリですが、今回生産終了が公式ホームページで明かされ、「長い間たくさんのお客様にご愛顧いただきました。誠にありがとうございました」とコメントが掲載されました。

 カムリの生産終了に対して、ユーザーからは「現行カムリ、好きだった」、「いまのカムリデザインは良いんだけどな」といった声や「セダンがどんどん無くなる」、「またセダンが減るのか」というセダン市場に対する声。

 さらには「初めて乗った車がカムリだった」、「幼少の頃、父が乗っていた」、「家のクルマで2世代乗り継いだ」といった思い出まで様々な反響が寄せられています。

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 今回カムリは、2023年12月下旬の生産終了が明かされており、同時にダイハツからのOMEとなる「ピクシスジョイ」は2023年6月上旬、「パッソ」は2023年9月下旬に生産終了となります。

 なお同じタイミングでトヨタからダイハツへのOEMとなる「アルティス」も2023年12月下旬で生産終了となることが明かされました。