当選者50人決まる 栃木県議選
統一地方選挙の前半戦、栃木県議会議員選挙は、選挙戦が行われた12の選挙区で9日深夜にすべての当選者が決まりました。
宇都宮市・上三川町選挙区では、定数13に対し16人が立候補しました。
トップ当選は大久保裕美氏。日本維新の会として県議会初の議席獲得はトップ当選。 渡辺幸子氏が2番手で当選し女性候補が1位、2位となりました。 無所属の渡辺典喜氏は初当選です。 螺良昭人氏はとちぎ自民党議員会の会長。この選挙区で最多の7回目の当選です。足利市選挙区では、8年ぶりの選挙戦となりました。
自民党・新人の杉田 光氏がトップ当選。この選挙区で32年ぶりの女性県議、大谷弥生氏が初当選しました。 現職の加藤 正一氏は敗れました。栃木市選挙区は5人が立候補し、トップ当選の保母欽一郎氏をはじめ現職の4人が当選しました。
初の選挙戦、板津由華氏は及びませんでした。佐野市選挙区では、定数3に対し4人が立候補。
無所属・新人の横田誠氏がトップ当選を果たし、 ともに初の自民党公認で早川桂子氏と岡部光子氏が当選しました。 鹿沼市選挙区では、前回2019年と同じ顔ぶれで前回800票差で涙を飲んだ自民党元職の神谷幸伸氏が返り咲き。 一方、自民党県連政務調査会長の小林幹夫氏が302票差で落選しました。小山市・野木町選挙区では、8人立候補の県内屈指の激戦は47歳、自民党の白石資隆氏が3回連続のトップ当選。
44歳、無所属で2期務めた中屋大氏が2位当選です。 82歳、52年間県議を務め全国の県議会議員で最多の14回目の当選を目指した板橋一好氏が最後の議席に滑り込みました。激戦の小山市・野木町選挙区。
平田廣一氏のほか大橋勇太氏、小鹿翔矢氏は及びませんでした。大田原市選挙区は3人が立候補して8年ぶりの選挙戦となりました。
38歳、新人の星雅人氏が1万票以上を獲得しトップ当選。 県議会副議長の自民党、池田忠氏が議席を守りました。1人区の矢板市選挙区は現職と新人の2人が立候補し、無所属で5回目の当選を目指した現職の青木克明氏が513票差で議席を守りました。
定数4の那須塩原市・那須町選挙区には5人が立候補しました。
立憲民主党の新人、土屋晃子氏がうれしいトップ当選。 現職の相馬政二氏は、4回目の当選はなりませんでした。さくら市・塩谷郡選挙区は定数2に対し4人が立候補する激戦で自民党新人の佐藤晴彦氏と現職の小菅哲男氏が当選。
元職の西川鎭央氏と新人の櫻井 秀美氏は及びませんでした。那須烏山市・那珂川町選挙区は保守分裂の激しい一騎打ちとなりました。
無所属・新人で51歳の沼田邦彦氏が自民党・現職の三森文徳氏の7選を阻止して初当選です。下野市選挙区は2人が立候補して12年ぶりの選挙戦となり、これまで2回無投票だった自民党の高山和典氏が自身初の選挙戦、一騎打ちを制しました。
投票率は前回の40.44%から2.42ポイント下がり、38.02%と過去最低を更新しました。