宇都宮市は8月に開業を予定している次世代型路面電車・LRTの車両に電気を供給する電力ケーブルが盗難されたと発表しました。

ケーブルの盗難は3月に続き2回目で警備を強化したさなかで発生しました。

宇都宮市によりますと6日午後4時半ごろ市の職員がLRTの軌道施設を点検していたところ車両に電気を供給する電力ケーブルが切断され盗難されていることを確認したということです。

盗難にあった電力ケーブルは約570mで被害額は950万円に上り市は宇都宮東警察署に被害届を提出しました。

3月20日にも宇都宮市竹下町の高架部分で150mの電力ケーブル2本が盗難されていて、市では警備会社による警備を行うなどの対策を強化していました。市は今後の対応として夜間の警備をより強化するとともに、さらなる再発防止策を行っていくとしています。

現在行われている運転士の習熟運転は継続していくとし開業への影響はないということです。