4月9日は、栃木県議会議員選挙の投票日です。前回2019年の選挙では投票率が40.44%と過去最低を更新し選挙への関心の低さが課題になっています。県内では投票率アップに向けてさまざまな取り組みが行われています。

 県選挙管理委員会が制作した県議会議員選挙の啓発動画では歌手でとちぎ未来大使の堀優衣さんが県民の歌を歌い投票を呼びかけます。とちぎテレビやケーブルテレビでの放送のほか県選挙管理委員会のホームページなどで投票日の9日まで配信されています。

 一方、鹿沼市の市民組織「かぬま選挙割実行委員会」は投票率アップを図ろうと2015年から鹿沼市の有権者を対象にした「選挙割」と呼ばれるキャンペーンに取り組んでいます。

「選挙割」は投票した後に会場にいる係員に請求すると受け取ることができる投票済証を使ったキャンペーンで鹿沼市では今回で13回目を迎えました。投票日の翌日の10日から23日まで協賛しているスーパーや飲食店などで投票済証を提示すれば割引などのサービスを受けることができます。若い世代に投票に行ってもらおうと10代や20代限定のサービスを行う店舗もあります。

 キャンペーンが始まった2015年当初は2.7%だった投票済証の発行率は去年の参院選では13.2%にまで上昇。利用率は2015年の18.8%が去年は24.1%に上がっています。