那須雪崩事故の発生から6年が経過したことを受けて栃木県教育委員会の阿久澤真理教育長は5日の会見で「児童や生徒を指導する教員には安全確の責任があるという強い意識をもって教育活動に取り組んでほしい」と述べました。

 阿久澤教育長は「二度と事故を起こさない、事故を風化させないという強い思いのもと、ご遺族の理解と協力を得ながら安全確保の徹底に引き続き取り組む」と述べ、教育活動のあらゆる場面で安全の確保は最優先の課題であるとの考えを示しました。

 そのほか、栃木県が誕生して150年となる今年(2023年)の6月を「とちぎふるさと強化月間」として子どもたちに栃木の歴史や文化を学ぶ機会を増やす取り組みを進めると述べました。

 また、2025年度には全国の農業や工業などの専門学科の高校生が集う「全国産業教育フェア」の開催が内定していて今年は11月にプレ大会を宇都宮市内で開催する予定だということです。