実は悪影響? 人間による「魚の放流」の実情を解説
日常生活では見られないようなヘンで面白いものを解説する「へんないきものチャンネル」から、魚の放流における目的や自然環境への影響について解説する。


この記事はYouTube配信「【まさかの】魚の放流って意味あるの?←ないです」から、ライブドア社の自動書き起こしツールによって生成されています。

オープニング


たぬき: うーん…川の近くって何でこんなに心地良いんだろう…。河川敷はまさに都会のオアシス…すやすや。

きつね: こらこら。地面にそのまま寝転んだら草まみれになっちゃうわよ、たぬきさん。

たぬき: むにゃむにゃ…きつねさん、あと5分経ったら起こして。

きつね: 家で寝てばっかりだから外に散歩連れ出したら、また寝たわね。




Aさん:それでは、この辺で放流して大丈夫ですか?

Bさん:そうですね。流れも緩やかなのでちょうど良いでしょう。たくさん増えて豊かな川になってくれると良いですね。

Aさん:大きくなって帰ってくるんだぞ。


きつね: あれは、魚の放流かしらね。

たぬき: むむっ…!美味しそうな魚の匂い!

きつね: なんてものに反応して起きてるのよ…。

たぬき: あそこにいる人、バケツにたくさん魚が入ってるけど、お願いしたら1匹くれないかな?

きつね: ダメに決まってるでしょう。それに、あそこに入っているのは放流するための小魚だけよ。

たぬき: おおっ!それじゃ、たくさん増えるまで待たないとね!

きつね: あくまでも食べるという意志は絶対に曲げないのね…。確かに、魚の放流は川を豊かにする、生き物の数を増やす手っ取り早い方法と思われているけど、実はほとんど意味がないのよ

たぬき: えっ…?

きつね: それどころか、むしろ悪い影響すらあるのよ

たぬき: えええええええ!? いきなり衝撃の新事実なんですけど!

きつね: というわけで、今回は「放流に意味があるのか」について解説するわ。

たぬき: 解説する前からネタバレ食らったんですけど…。

きつね: 術で記憶を消してあげてもいいわよ。

たぬき: 遠慮しておきます…。

放流しても自然は戻らない実情


きつね: 今回は、そんな自然を取り戻すための良い行為だと長年思われてきた放流がなぜほとんど意味がないのか。驚きの実情をいろいろと解説していくわ。




きつね: 世界全体では、20カ国180種の海洋生物が毎年260億匹放たれ、日本ではヒラメ・マダイ・ウニ・アワビ・ホタテやサケなど、全国で70種の稚魚放流が行われているけど。そもそもの話、人間がなぜ生き物を放流しているか分かるかしら?

たぬき: えっ、それはさっき言ってた生き物を増やすためじゃないの?

きつね: そう。放流というのは、人間が管理下で捕獲・保護・飼育していた水棲生物などを川や海などの自然に解き放つことを指す言葉で、その目的は様々なんだけど、一般的には川の生態系を維持するためと言われているわ。

自然界というのは、いろんな生き物が捕食したりされたりすることで成り立っているんだけど、川の中にはプランクトンを食べる小魚、それを捕食する水生生物。

頂点捕食者と言われるような大きな生き物は、小さな生き物がいなくなれば数が減ってしまうし。川を綺麗にしてくれる生き物が減ったら、川が濁って生態系に悪影響が出ることもあるわ。

たぬき: ふむふむ。

きつね: そこで、国や自治体などがバランスを取るため、減少した生き物やその卵などを放流し、元の自然の形に戻すというのが放流の目的と言われているわ。

たぬき: すごく大事な取り組みだと思ってたのに、なんでダメなの?




きつね: 理想としては、このように生態系維持のため継続的な放流活動を行うのが大切だと思うけど、そもそも野生の個体数を厳密に把握するのは難しいし、全ての稚魚を管理できるとも限らない。そして、大前提の話なんだけど、放流は慈善事業ではなく、人間のためにしているものなのよ。

たぬき: 人間のため?

きつね: 昨今は外来種問題などもよく議題にあがり、生き物が豊かな自然「生物多様性を守ろう」という取り組みが国ぐるみで推し進められているけど、それは「生き物がたくさんいると良いよね」というアバウトなものではなく、自然を守ることで漁業や農業など自然から恩恵を受けている人間の生活を守る目的があるわ。

たぬき: 生き物じゃなくて、その先にいる人間のためってことなんだね。

きつね: となると、本来は特定の生き物だけじゃなくて、様々な生き物が反映できるような生き物たちが住み着きやすい自然環境を整えることが大事なんだけど、それを実現するには予算の確保が難しかったり、土地開発を推し進めたい大人の事情が絡むため、実行するとしても理解を得るのが難しいわ。例えばこんな風に。

予算確保と大人の事情が絡む放流





Aさん:ヤバいヤバいヤバい!この町って、少し前まで田んぼとか森しかなかったのに、気づいたらビルだらけでどこにも生き物いなくなってるじゃん!

Aさん:よーし。こうなったら、昔いた生き物だけを取り戻すために動き回るぞ!というわけで、生き物たちのために予算をください!

Bさん:予算? その生き物たちが戻ってきたら、どれぐらいの経済的効果があるんだね? それに、既に建ったビルを潰して自然を戻すなんて、どれだけ大変なことか…。国や地主たちが納得するような具体的な数字が出せるのかね?

Aさん:えーっと、それは…。

Bさん:ただ、私も鬼ではないし、生き物がいないのはそれはそれで問題だ。というわけで、天然資源として価値の高い魚を放流するなら予算をつけるぞ。

Aさん:ええぇ…。


たぬき: 天然資源?価値の高い魚?




きつね: 天然資源として価値が高い…。つまり、私たちの生活と密接な関係があるような生き物のことね。日本の食卓によくあがる秋鮭の異名で知られる「シロサケ」などが特に顕著な例で。放流して成長し、川を遡上して丸々太って帰ってくれば、たんまりと利益が出るわ。

このサケは、日本で最も多く流通するサケで、ほぼ100%が日本で水揚げされる天然物。春先に孵化する稚魚は、川を下って海に出た後、水温の上昇とともに北上し、そこから北太平洋で数年を過ごし、大人になると生まれた川を目指して、秋に遡上するわ。

秋に採れたシロサケは、産卵のために戻ってきたサケだから、イクラがたくさん採れるし、味もさっぱりとした味わいでおいしく、丸々1尾ならご値段は8,000円前後。シロサケの稚魚の生産コストが1日あたり2.5円ほどだから、成長して無事に帰ってくれば、およそ3,200倍もの価値になるわけね。

たぬき: ええっ!めちゃくちゃ大金持ちになれるじゃん! 僕、今日からサケの放流しまくるお仕事に就きたいんだけど!

きつね: 欲望に従順すぎるわね…。もちろん、放流した全ての稚魚が大人になれるわけでも、上手く遡上できるわけではないけど、ある程度これくらいの数が戻ってくるという割合が出せれば、ささっとソロバンをはじいて放流によって得られる大まかな利益を数字としてすぐ出せるわ。




Aさん:上長、放流の予算の件ですが…。

Bさん:ふむ。具体的にどれぐらいの予算で、どれぐらいの効果があるか試算できたかね?

Aさん:サケ類を放流すれば、利益がこれくらいで、かくかくしかじか…。

Bさん:ほほう! それだけ利益が出るなら予算を付ける価値がありそうだな!


たぬき: 上の人もみんな欲望に従順じゃん!

きつね: 予算をつける国や自治体も、その方がGoサインを出しやすいからね。これは、誰が悪いかという話ではなく、予算をつけた側にも説明責任が発生するから、具体的なメリットを数字で提示できないもの。抽象的な話には、予算が付きにくいという構造的な問題によるものだと思われるわ。

たぬき: 明確な数字がないと納得してもらえないってことか。

きつね: まあ、そういうことね。放流することで、人間にどんな恩恵があるのかに重きを置いて決議が行われるわ。時間と手間だけじゃなく、人件費や稚魚にかかるコストも発生するため、手っ取り早くお金につながる魚を放流する方が話が進みやすいわけね。

たぬき: それじゃあ、サケはたくさん放流されてるの?




きつね: ええ。調べてみると、とんでもない数が放流されているわ。2020年に公開された研究レポートによると、サケ類の放流は1980年代にピークを迎え、日本全国で毎年15〜20億匹の稚魚が放流されているわ。

たぬき: サケだけで20億匹!?

きつね: 地域ごとに見てみると、北海道西部だけで4億匹以上のシロサケが毎年放流されているわ。これはサーモンで有名なアラスカの年6億匹のカラフトマス放流に迫る数字であり、まさに国を挙げての一大産業レベルで放流が行われており、これらの生産コストがおよそ年間40〜50億円。これほどの税金が投入されているのよ。

たぬき: あっ。忘れかけてたけど、国が関わってるなら税金でやってるんだ…。でもでも、おっきくなって戻ってくるなら必要な投資だよね!

きつね: そもそも、生態系維持のための放流はどこに…という疑問はさておき。自治体や水産関係者は、このように水産資源を増やすための放流を積極的に行っており、これだけの数の放流しているなら、さぞ北海道はシロザケだらけだと思うでしょ?

たぬき: えっ、そうじゃないの?

きつね: ところがどっこい。放流の効果を検証した数少ない研究をチェックしてみると、実は増えていないケースがほとんどで、むしろ数が減っているケースも見られたわ。

放流では生き物の数を増やせない3つの理由


たぬき: ええっ!? 増えないどころか減ってるってどういうこと!?

きつね: 2010年に公開された魚の放流に関する生態学および遺伝子調査の研究論文で、過去50年間に発行された266の論文を調べたところ、野生個体が放流で増加したケースはたった3例しかなく。ほとんどの放流が生き物の数を増やすという目的も果たせてないことがわかっているわ。

たぬき: 一体どうしてそんなことに…。




きつね: それには、3つの理由が考えられるわ。理由その1「放流によってキャパオーバーしているから」

たぬき: キャパオーバー?

きつね: どんなに大きな川でも大きな海でも、生き物を支えられる数には限度があるわ。魚を放流するということは、それだけの価値を支える、すなわち、捕食される生き物が必要なわけだからね。

たぬき: まあ、大きくなるためにモリモリ食べるもんね。

きつね: 特定の生き物が増えたり減ったりすることは、あらゆるところで日常的に起きていることであり、その他の生き物の数もそれに合わせてグラデーションのように緩やかに数が変化するわ。しかし、ある日人間がやってきて急に魚を大量に放流すればどうなるか…。

たぬき: バランスがおかしなことになるのでは?

きつね: そう。既に居た魚と放流した魚同士で、餌の奪い合いが起きて食物の枯渇が起きたり、隠れる水草や穴などの住処が不足するような事態が発生してしまうわ。

魚A:おらは、この川に昔から住んでた魚!今日も張り切って美味しいエサを探していくぞ! ん…? あれは見たことないやつ…。

魚B:あの…ここどこです?よく分からないし、お腹空いたんですけど。

魚A:げっ。どこのもんだか知らねぇが、おらのエサを奪うつもりだな!

魚B:何の話です?

魚A:出てけ出てけ! ここはおらの縄張りだ!

魚B:うわあぁぁぁああん!


きつね: という具合に、エサと住処を奪い合う同士間の争いが発生することで、野生個体と放流個体が共倒れし、残った数は元いた数より同じか少なくなるという本末転倒な事態が発生していたのよ。

たぬき: 確かに。同じ生き物同士ならありえる話…。

きつね: 放流によって特定の範囲内にだけ密な集団が出来上がることで、手つかずの自然よりも争いが勃発し、繁殖できる大人になるまでに生き残れる確率が減少し、それによって次世代の数が減少するという傾向が確認されているわ。




きつね: 理由その2「放流個体が生き残れない」。これは、魚以外でも昔から議論されていることだけど、放流個体は生き残れる確率が低いわ。

たぬき: あぁ。確かにそういうイメージあるけど、なんでだろう?

きつね: 具体的な理由ははっきりしていないけど、特殊な人工飼育環境が原因と考えられているわ。人間の管理下の天敵のいない水槽で、卵の頃から安心安全な環境で育てられた稚魚は、高密度の環境で豊富な餌を与えられてヌクヌク育つわ。

こうすることで、人工飼育下での孵化率や生き残り率は、技術の進歩とともに向上したものの、野生に放流すると一転、環境の違いからか上手く生き残れないわ。

たぬき: 家から追い出されたニートみたいな…。

きつね: 例えば、イワナなどの渓流魚の卵が、その後無事に生まれ成長して生き残れる確率はというと、0歳の夏でわずか5.2%、1歳の夏で1.9%、2歳の夏で1.1%という数字になっているわ。

たぬき: ええっ!? 100匹のうち1〜2匹くらいしか生き残ってないじゃん!つまり、全長15センチの成魚になれるのは、およそ2%程度という低さなんだけど、この数字が自然繁殖のデータで放流された養殖魚だと、さらに半分の数字になるわ。

養殖池では、天敵に襲われる危険がないから、卵の生存率は圧倒的に養殖が有利だけど、その後無事に成長して生き残れる数は、自然繁殖の方に逆転されてしまうわけね。

たぬき: こ、これが自然の難しさ…。

きつね: また、人工飼育では上手く育った個体で再び繁殖させる「継代飼育」をよく行うため、どんどん人工飼育に適した遺伝子が濃くなっていくわ。

そうなると野生個体と放流個体では、同じ魚に見えるけど性質が全く別物になり、野生集団の中に、放流個体の人工飼育に適した遺伝子が徐々に浸透してしまい、長い時間をかけて野生集団ごと自然界から姿を消してしまうケースも見受けられているのよ。

たぬき: つまり、野生の遺伝子にどんどんインドア遺伝子が入ってしまうと…。

きつね: それに加え、同種であっても他の川から持ってきた魚の場合、微妙に遺伝子が異なることから交雑による「遺伝子撹乱」が起きる可能性も懸念されているわ。もし、数が増えたとしても元いた野生個体の遺伝子はなくなっている…なんてこともありえるわ。

たぬき: 遺伝子のことまでは考えたことなかったな…。




きつね: 理由その3「寄生虫や病気が蔓延する危険」。人工飼育下ではもちろん、管理された環境で衛生的に飼育されるわけだから、自然界よりも寄生虫や病気を持っている可能性は低いけど、決して0とは言い切れないわ。

実際にカナダでは、かつてカラフトマスの寄生虫が養殖池で大量発生したことで、放流個体から野生個体にその寄生虫が移動し、パンデミックが発生。その結果、その地域の野生のカラフトマスが激減して危うく絶滅するところだったのよ。

たぬき: 増やすつもりが全滅寸前って…。

きつね: これは養殖池でのケースだけど、他の地域から魚を持ち込む場合も同様で、サケやアユなどに発症する致死性の感染症である「冷水病」が似たようなケースで、国内への侵入経路は不明なものの、1985年頃までは琵琶湖の稚魚しか浮遊していなかったものの、

1987年に徳島県の養殖場のアユから、琵琶湖由来の冷水病が確認され、その後全国へと拡大。しっかりと検査して放流しなければ、このように最悪の事態を招く可能性もあるのよね。野生で捕まえた魚を水槽に入れる人も、この点に注意しなくてはいけないわ。

たぬき: うう…。放流って良いことだと思ってたのに、実際は真逆だったなんて…。ってことは放流ってもうしない方がいいの?

きつね: 大規模な産業として放流を行っている場合は、いきなり止めるのも難しいだろうし、中にはちゃんと成功しているケースもあるわ。

たぬき: そうなの?




きつね: 魚じゃないけど、ホタテの放流事業はうまく行っているわね。ホタテは、稚貝になるまで水中を浮遊し、成長すると海底生活に移るんだけど、生活範囲が狭いため、一般的には食べ物をめぐって争いが起きると考えられていたわ。

たぬき: 起きないの?

きつね: ホタテの場合は、海で採取した稚貝をある程度大きくなるまで育てた後、天敵のいないまっさらな海を用意して、そこにホタテを放流することで無駄な競争が起きないように、ほぼ完璧にコントロールすることで管理に成功しているわ。

たぬき: 海をまっさらって…それはそれで大丈夫なの?

きつね: 水産関係者がおこなう放流には、一番弱い卵の時期を守り育ったら放流する「栽培漁業」と、稚魚から成魚になるまでいけすの中で育てて出荷する「養殖漁業」の2種類があるんだけど、ホタテの場合は前者の栽培漁業目的での放流というわけね。

また、その他の動物まで話を広げれば、種の再導入の成功例として挙げられる2003年に絶滅した特別天然記念物のトキも有名ね。

たぬき: 絶滅したのに…放流?

きつね: 絶滅後、日本の国策として野生復帰事業を倒し進められ、中国から提供を受けた同種を長い時間をかけて繁殖させ放鳥したことで、佐渡島に定着。

島民たちは、田んぼをトキの餌場にするため、農薬や化学肥料を5割以上減らしたり、除草剤はまかないなどといった策を講じることで共存を実現しているわ。

たぬき: それは、それで不便そうな…。

まとめ





きつね: まぁそうね。放流というのは何をゴールとするかで成功か失敗か意見が分かれるわ。みんなは放流によって生き物が増えて自然が守られる環境保全のためだと思いがちだけど、

実際はサケ・マス・アユなどといった資源価値の高い魚種ばかり放流され、それにより野生個体が減少したり、世代を重ねることで数が減少している研究結果があるものの、水産業的には成功していると見なされ、私たちがそれを食べているのも事実…。

確かに、短期的には産業として利益を上げるのが大切だけど、長期的な目線で環境保全に投資しなければ、やがて放流魚種が育たない川になるかもしれない。産業・環境保全、どちらも両立して成功するような放流は残念ながらほぼ無さそうなのよね。

たぬき: がーん…。

きつね: これについて、湿地帯生物の研究をしている自然史科学の専門家・オイカワ丸さんは「放流は基本的に生物多様性保全にとって、百害あって一利なしと思います。環境教育としての放流は、まず真っ先になくなってほしいです。」

少なくとも、生き物を増やす目的での放流というのは最終手段でしかないと思うわ。

たぬき: 専門家の人も断言するレベルなんだね…。

きつね: また、放流が抱える問題は、他にもコイやニジマスなどいった生態系に影響のある外来種を民間ボランティアなどがよく知らないまま放流しているのも問題になっているわ。詳しくは過去動画で解説しているけど、未だに年に数回は外来種の放流イベントをニュースで見かけるわね。

たぬき: 大体、ほのぼのとしたニュースとして取り上げられているのも闇深いよね…。

きつね: 常識というのは日々アップデートされていくもの。放流が正しい行為という価値観にとらわれず、情報収集して行動や考えを柔軟に変化させることが大事なのよね。




きつね: 話が変わるけど、現在世界的に保護されている絶滅危惧種のウミガメもそうで、天敵の餌食にならないよう、卵を採取して安全な場所に移動させて人工孵化する取り組みが行われているけど、

2022年の研究では産卵場所から卵を移動させると、ウミガメの脳の発達が妨げられると判明し、本当に正しい保護とは何かを考え直すフェーズに来ているわ。

たぬき: うーむ…む、難しい…。僕も気をつけたいけど、どうすればいいのかな?

きつね: そりゃあ簡単よ。今見てるこのチャンネルを見続ければいいだけよ。

たぬき: ん…?

きつね: そう。そのチャンネルの名は…へんないきものチャンネル♪

たぬき: 何、この安いCMみたいな終わり方…。

動画