兵庫県の物流ソリューション事業者、ビーリンクが破産 負債額は約54億
2月1日付で神戸地裁へ自己破産を申請していた(株) ビーリンク(資本金6000万円、神戸市中央区琴ノ緒町5-7-18、代表萩田真史氏、従業員74名)は、2月3日に破産手続き開始決定を受けた。
破産管財人は弁護士法人神戸綜合法律事務所(神戸市中央区江戸町96、電話078-333-8210)。
当社は、2005年(平成17年)11月に設立した物流ソリューション事業者。運輸関連事業として荷物の定期集荷、チャーター便のほか、ダイレクトメールの発送や印刷、封入などを手がけ、倉庫管理事業として倉庫や工場などの一括請負(倉庫保管、検品、ピッキング、梱包、発送業務)および人材派遣も行っていた。自社雇用の外国人労働者を対象に始めた英会話教室を新規事業として立ち上げるほか、2019年11月には世界的に著名なサッカー選手がプロデュースするスニーカーブランドの扱いを開始し、日本初出店となる店舗を旧本社ビル1階に開設して店頭およびインターネットでの販売も手がけ、業容を拡大。コロナ禍での巣ごもり需要を背景に、大手飲食チェーンの冷凍パック宅配業務が伸長した2021年10月期には年収入高約46億2000万円を計上していた。
順調な経営状況で推移していたと思われた当社であったが、2022年3月ごろより一部金融機関から決算内容に疑義が指摘され、信用不安が高まるとともに急速に資金繰りが悪化。同年5月に入って、取引金融機関に対して10数年にわたり売上高や利益など粉飾を行い、多額の簿外債務が存在することを認め、私的整理による再建計画を提示していた。その後は兵庫県中小企業活性化協議会のもと、スニーカー事業から撤退し、所有資産の処分に注力。スポンサー企業の選定による再建を模索していたものの、金融機関からの同意を得られる見通しが立たないことから、今回の措置となった。
負債は約54億5700万円。
破産管財人は弁護士法人神戸綜合法律事務所(神戸市中央区江戸町96、電話078-333-8210)。
当社は、2005年(平成17年)11月に設立した物流ソリューション事業者。運輸関連事業として荷物の定期集荷、チャーター便のほか、ダイレクトメールの発送や印刷、封入などを手がけ、倉庫管理事業として倉庫や工場などの一括請負(倉庫保管、検品、ピッキング、梱包、発送業務)および人材派遣も行っていた。自社雇用の外国人労働者を対象に始めた英会話教室を新規事業として立ち上げるほか、2019年11月には世界的に著名なサッカー選手がプロデュースするスニーカーブランドの扱いを開始し、日本初出店となる店舗を旧本社ビル1階に開設して店頭およびインターネットでの販売も手がけ、業容を拡大。コロナ禍での巣ごもり需要を背景に、大手飲食チェーンの冷凍パック宅配業務が伸長した2021年10月期には年収入高約46億2000万円を計上していた。
負債は約54億5700万円。