文科省、重大ないじめ「直ちに警察に相談・通報を」 全国の教育委などに通知へ
2月7日 永岡文部科学大臣記者会見より

永岡文科大臣:
冒頭、私からは1件ございます。

先週、いじめ防止対策に関します関係府省連絡会議、及びいじめ防止対策の協議会の2つの会議を開催いたしまして、犯罪に相当するいじめ事案については、直ちに警察に相談・通報を行い、適切な援助を求めなければならないことや、児童生徒への指導の支援の充実と取り組みの徹底を求める事項につきまして取りまとめを行いました。

本日、各学校設置者に対しまして、通知を発出をし、取り組みの徹底を求めてまいりたいと考えております。また併せまして、いじめの重大事態における対応の改善・強化に向けまして、来年度から国において重大事態の状況把握や進捗確認を行うことといたしまして、こども家庭庁と連携をして、必要な助言等を行っていくことについても議論をいたしました。

引き続きまして、こども家庭庁設立準備室をはじめとする関係府省と緊密に連携をしつつ、いじめ対策の取り組みの強化に努めてまいります。以上でございます。

いじめ防止対策に対する修正案について


永岡文科大臣:
やはり、いじめ防止対策というのは大変重要な案件でございます。

各教育委員会もいじめ事案が発生いたしますと、各教育委員会も大変対応しなければならないということで、非常に難しい対応を知らされるわけでございますけれども。

この通知におきましては、犯罪に相当する事案を含むいじめの対応における警察との連携の徹底ですとか、あとは被害児童生徒への支援及び加害児童生徒に対する指導・支援の充実ということ。また、保護者と学校が共にいじめ防止対策を共有するための普及啓発の推進。

そして、もう一つございます。いじめの重大事案に対する総合教育会議。これは、各教育委員会と首長さん方が合同で設置する会議でございますが、それの活用及び首長部局からの支援ですね。こういうことを柱といたしまして、いじめ対応において改めて留意すべき事項をまとめているところでございます。

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