大師橋「大型車4割減少」多摩川スカイブリッジ開通で「混雑が大幅改善」の効果確認
まさに「劇的ビフォーアフター」といった開通効果です。
周辺の生活道路への「抜け道利用」も改善
昨年3月に開通した多摩川スカイブリッジ(画像:写真AC)。
東京都は2023年1月27日(金)、昨年開通した「多摩川スカイブリッジ」の整備効果について発表。そのなかで、上流の産業道路の「大師橋」の大型車交通量は約4割減少し、全体でも約3割の減少が見られたとしています。
多摩川スカイブリッジは川崎市殿町から羽田空港第3ターミナル付近へ直結し、無料道路としては多摩川最下流にかかる橋。2022年3月に開通し、渋滞著しい大師橋の混雑をバイパスして空港周辺の「成長戦略拠点」の強化を図るとしています。また、大師橋駅と天空橋駅をスカイブリッジ経由でむすぶ路線バスの運行も開始しています。
結果として上述のような大きな混雑軽減をもたらした多摩川スカイブリッジ。両岸地区の平均所要時間も14分から3分に短縮されたほか、羽田地区の住宅街で環八通りに並行する生活道路「弁天橋通り」も、大型車は3割、全体では2割の通行量減少となり、地域の安全に貢献する形となっています。
地域住民の声でも、「大師橋渋滞時の迂回路として助かっています」といったものが。両岸に立地する企業からも、7割の企業が「特区間の連携に効果があった」、8割の企業が「企業活動に変化や効果があった」としています。