レーザー&レーダー探知機、ブリッツから「タッチブレイン」最新4機種 東京オートサロン2023
正確に知らせる、ポイントまで◯◯m執筆:Hideaki Hamasaki(浜先秀彰)
「ブリッツ」というブランドから多くの人は「チューニングカー」や「走り屋」など、ややハードなクルマ好き向けというイメージを受けるだろう。
【画像】最新レーザー&レーダー探知器 BLITZとセルスター【東京オートサロン2023】 全85枚
もちろんサスペンション/ブレーキなど足回りのラインナップは充実しているのだが、最近力を入れているのは「レーダー探知機」なのだ。
取付位置を選びやすいセパレートモデルのレーザー&レーダー探知器「タッチブレイン・レーザーTL311S」。 浜先秀彰
最新のレーダー探知機は大きな進化を遂げており、メイン機能であるオービスや取締ポイントの探知については以前に比べて信頼性が抜群に向上。
というのも、GPSやジャイロセンサーで取得した高精度の自車位置データと本体に組み込まれているSDカード内の最新取締位置データを照らし合わせて警報を行うためで、カーナビの交差点案内のように警報ポイントまでの距離を「〇km」や「〇〇m」と正確に知らせることが可能。
日によって変わる取締場所や移動式オービス、パトカーによる追尾などは電波受信によって対応する。
OBDIIから最大205項目も
また、数年前からは従来の「レーダー波」による取締に加えて「レーザー波」による新しい取締も行われているが、ブリッツの製品ではすべての機種を「レーダー波」も「レーザー波」も受信が可能な「レーザー&レーダー探知機」としている。
オービス警報は3Dマップや3Dグラフィックと呼ばれるイラスト図をアニメーションのように展開し、自車から取締ポイントまでの距離を感覚的に把握できる。
日産フェアレディZ用の車種別ステー(参考出品)。GR86用も撮影することができた。 浜先秀彰
オービス以外の警報については待機画面にイメージイラストが割り込み、直感的に内容を判断しやすい。本体に内蔵されているLEDイルミネーションも危険度によってカラーが変化する。
そしてオプションの「OBDIIアダプター」を接続すると、「車両情報端末」としての機能も実現。
OBDIIアダプターは自動車ディーラーなどが車両の故障診断を行う際に使用する接続端子とレーダー探知機本体を接続するもので、電源取得を行う(アクセサリーソケットへの電源プラグ接続が不要となる)とともに車載コンピューターからの情報を入力できる。
画面には複数の車両情報を一覧で表示したり、メーターのようなグラフィカルな動きも選べる。
表示可能な項目は速度や燃費、水温、油温、エンジン回転数、スロットル開度など、なんと最大で205項目を用意。さらにトヨタのハイブリッド車であればバッテリーやモーターに関連するエネルギーモニターや車両の状態を示すステータスモニターなどの表示もできる。
業界最大の4インチディスプレイ
ブリッツのレーザー&レーダー探知機・タッチブレインレーザーのラインナップは4機種。
薄型ディスプレイとレーザー&レーダー受信部を別体にした「TL311S」。
業界最大の4インチディスプレイをワンボディに収めた最上位モデル「タッチブレイン・レーザーTL401R」。 浜先秀彰
業界最大サイズの4インチディスプレイを搭載した「TL401R」。
そして、タッチパネルを採用したスタンダードモデルの「TL311R」、小型で取り付けやすい「TL241R」が揃う。
いずれも無料で内蔵データの更新が行え、TL241R以外は無線LANで自動的にデータ更新が可能となるオプション、「無線LAN内蔵SDHCカード」を利用できる。
東京オートサロン2023のブースでは、GR86/BRZ用とフェアレディZ用の車種別ステーも参考出品されていた。
インパネに美しく装着できる専用形状で「BLITZ」のロゴも刻まれるなど、発売が待ち遠しいアイテムだ。