2大会連続のGL敗退となったドイツ【写真:ロイター】

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カタールW杯

 サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は1日(日本時間2日)、グループリーグ(GL)E組で日本がスペインに2-1で勝利。見事な逆転劇で同組1位となり、決勝トーナメント進出を決めた。ドイツはコスタリカに4-2で勝利したものの、初戦で日本に喫した敗戦が響いて2大会連続のGL敗退。ドイツファンには“陰謀”を疑う男性もいたようで、英メディアが直撃。「奇妙に感じた」などと語っている。

 第2戦までを終えた段階ではスペインが勝ち点「4」で首位。日本とコスタリカが「3」で並び、ドイツが「1」だった。E組を2位で通過して決勝トーナメントに進出した場合、G組を1位で抜けることが予想されるV候補ブラジルと決勝まで当たらない組み合わせになることから、スペインが2位通過を狙って日本戦に敗れるのではないかとの噂が一部の海外メディアなどでささやかれていた。

 スペインのエンリケ監督は“2位狙い”を会見で否定しており、この日も日本を相手に先制。しかし、後半3分に堂安に同点弾を許すと、その3分後には田中碧に逆転ゴールを決められた。試合後、英ラジオ局「トークスポーツ」公式ツイッターは「『スペインは負けても良いようで、日本は勝っていた。奇妙だったよ……』このドイツファンは敗退の裏に陰謀論を唱える」文面に記し、あるドイツファンの男性のインタビューを動画で公開した。

 動画内で男性は「悲しいね。正直に言って、何か大きなことが起きている感じがした」と吐露。「スペインは勝っていたのに、急に日本が2得点してリードを奪った。奇妙に感じた。ドイツは日本に負けたし、スペインに勝てなかったわけだけど……。スタジアムにいて、試合をあまり見てこなかった(自分のような)人間からすると、こんな急展開はね……。スペインは負けても良くて、日本は勝っていた」などと語った。

 インタビュアーから「スペインはわざと負けたと?」と尋ねられると「そう考えたい」と話した男性。ただ「でも真実は違うだろうね。ただ悲しいよ」と最後は負けを受け入れていた。

(THE ANSWER編集部)