HIROSHIMA, JAPAN - NOVEMBER 13:  Designated hitter Tomoya Mori #10 of Japan strikes out in the top of 2nd inning during the game four between Japan and MLB All Stars at Mazda Zoom Zoom Stadium Hiroshima on November 13, 2018 in Hiroshima, Japan.  (Photo by Kiyoshi Ota/Getty Images)

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 オリックスは13日に行われたソフトバンクとのCSファイナルシリーズ第2戦(京セラ)に4ー3と勝利。これでリーグ優勝のアドバンテージを含め3勝と日本シリーズ進出に王手をかけた。

 ラオウが吠えた。2ー2で迎えた5回一死二塁の好機に杉本がソフトバンク2番手、大関の甘く入った初球を完璧に捉え、左翼席へ運んだ。ベンチに戻るとお決まりのポーズを決め、ナインと喜びを分かち合った。CSファイナルは2試合で打率・714と脅威の勝負強さを誇る。

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 打のヒーローが杉本ならば、この日は鉄壁のリリーフ陣も光った。勝ち越した直後の6回から宇田川、山崎颯、ワゲスパックと無失点リレーでつなぎ、9回は阿部が1点を許しながらも二死一、二塁のピンチにフォークを連投し、デスパイネを空振り三振に斬ってゲーム終了となった。

 投打がかみあっての快勝劇で日本シリーズまであと一勝となったが、快進撃を続けるオリックスは選手間でも大人気となっているという。

 「今オフFAの目玉といわれる西武・森、また広島の西川などもオリックスに好印象を持っているといわれています。一つには常勝軍団への道を歩んでいることで、勝てるチームであること。中嶋チルドレンを数多く輩出など監督の育成手腕が高く、チーム内の風通しが良いことも選手には魅力的に映っているようです」(放送関係者)

 西武の森友哉捕手(27)、広島の西川龍馬外野手(27)はともに大阪出身として地元球団としてなじみも深い。共に年齢も若く攻守に優れている選手として知られ、宣言すれば、各球団争奪戦となることは必至だが、オリックスが一歩リードしていると見られている。

 万年Bクラスだったチームを今季も大きな補強なく、ここまで引き上げた中嶋監督の手腕をたたえる声も多い。オフの補強でさらなる「黄金時代」を迎えるか。今オフの補強戦線でも「強い」オリックスに注目が集まりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]