監督交代も好転せず、プレーオフ進出へ崖っぷちに立たされたベガルタ。上位対決が続くラスト3戦に必要なのは?
一時はJ2で首位に立ち、1年でのJ1復帰を視界に捉えていたベガルタ仙台。ところが、7月末頃からチームの調子は下降線をたどり、8月13日の第31節・大宮アルディージャ戦から9月3日の第34節・水戸ホーリーホック戦まで4連敗を喫してしまう。クラブは9月6日、昨季終盤に就任した原崎政人前監督の解任と8月14日にJ1ジュビロ磐田の監督を更迭されていた伊藤彰新監督の就任を発表した。
合流から3日後に行われた第35節・大分トリニータ戦は、原崎監督時代の4-2-3-1のフォーメーションで挑んだが、試合の主導権を握れず0-1で5連敗となった。
ここで伊藤監督は大きな決断をする。大分戦から中3日で行われた第36節・栃木SC戦では、守備時にはヴァンフォーレ甲府や磐田でも見せていたような3-4-2-1、そして攻撃時にはこれまでの仙台のビルドアップを生かした形の4-3-3といった形に変化するシステムを採用した。
そしてFW中山仁斗のゴールで先制すると、後半はGK小畑裕馬の好守もあり1-0で勝利。就任からわずか1週間でチームを激変させ、複数失点の多かった今季初めてのウノゼロ(1-0)での勝利ということもあり、明るいムードが漂いかけた。
しかし現実は甘くなかった。第37節・徳島ヴォルティス戦は序盤は栃木戦の勢いそのままに攻め込むも、前半でMF遠藤康が退場。先制を許し、DF真瀬拓海のゴールで何とか追いつくも1-1で引き分け。第38節・ファジアーノ岡山戦は遠藤の不在とチームの完成度の差が響き、0-3で完敗。J1自動昇格の可能性は消え、気がつけばJ1参入プレーオフ圏内で一番下の6位まで後退し、プレーオフ出場も危うい状況になってしまう。
10月2日に行われた第39節・東京ヴェルディ戦は、プレーオフ出場のためにも絶対に負けられない試合だった。しかし前半から相手にボールを保持され続ける苦しい展開に陥った。それでも岡山戦から大幅に選手を入れ替えたDFラインが何とか踏ん張り0-0で前半を折り返した。
