6回、意地の1点・川内神村・上川床

<第151回九州地区高校野球大会鹿児島県予選:神村学園6−1川内>◇26日◇1回戦◇平和リース

 序盤3回までは、川内が毎回安打で押し気味に試合を進めるも得点ならず。神村学園は3回2死まで無安打で、両者無得点のまま試合が進んだ。

 均衡が破れたのは4回裏。神村学園は先頭の4番・秋元 悠汰(2年)が中越え二塁打で出塁し、5番・木下 夢稀(1年)の中前適時打で先制する。さらに送りバントでの悪送球で2点目を挙げた。

 神村学園が一気にペースをつかむかと思われたが、川内はエース有村 龍治主将(2年)を中心に立て直す。

 6回表、先頭の4番・平田 大雅(2年)が右越え二塁打を放ち、6番・植之原 快飛(1年)の右前適時打で意地の1点を返した。

 7回裏、神村学園は併殺で好機を逸したかに思われた後、死球、捕逸で二塁まで走者を進め、6番・松尾 龍樹(2年)の右前適時打、8番・上川床 勇希(1年)の左越え二塁打で計3点を追加して大きく主導権を手繰り寄せた。8回にも追加点を挙げ、神村学園が接戦をものにした。

(取材=政 純一郎)