エース新藤が投打で活躍・伊集院

<第151回九州地区高校野球大会鹿児島県予選:伊集院8−6加治木工(延長10回)>◇25日◇1回戦◇平和リース

 見応えのある点の取り合いとなった。

 2回表、伊集院は2死一、二塁から8番・新藤 颯太(1年)の右越え三塁打で2点を先取。3回にも暴投で1点を加えた。

 3点差を追いかける加治木工は4回裏、3連打で6番・竹中 陽星(1年)の中前適時打で1点を返し、ボーク、9番・古川 鷹也(1年)の中前適時打で同点に追いつく。5回には2番・西真 那門主将(2年)が技ありの本盗を決めて勝ち越した。

 6回、伊集院が果敢に足を絡め、8番・新藤の左前適時打、野選で再びリードを奪えば、その裏、加治木工も1番・花崎 慶太郎(1年)の内野安打で追いつく。

 7回にも1点ずつを奪い、9回で決着がつかず、延長戦へ。

 10回表、伊集院は2死一、二塁から7番・上川 畑和紀(2年)、8番・新藤の連続適時打で2点を勝ち越し。その裏を初回から力投を続けた新藤が無失点で切り抜け、投打にわたる活躍などで接戦をものにした。

(取材=政 純一郎)