恋人と個室でプライベート鮨！リラックスしてデートできる店3選
鮨といえば、オープンなカウンター席で頂くことが多いもの。
だが、デートとなれば、ゆったりと二人きりの会話も楽しみたいところ。
そんな時は、“個室カウンター” を備えた鮨店がおすすめだ。
愛する人とリラックスして寛げる、 東京の名店3軒を紹介しよう！
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※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。
▽INDEX
1．裏口から隠し部屋へ入る高揚感！奥渋谷のお忍び鮨
2．銀座で極上鮨＆飲み放題も！女性に嬉しいお得な鮨コース
1．裏口から隠し部屋へ入る高揚感！奥渋谷のお忍び鮨
『あじゅう田』
奥渋谷に昨年オープンした話題店、『あじゅう田』。
とことんネタのクオリティにこだわる同店の隠された艶やかなカウンター個室こそ、大人のふたりが距離を縮めるのに最適だ。
“裏口”から入店する特別感が、今宵の密会の心拍数を上げる
裏動線を行けば待っている、濃密な鮨タイム
裏口から入る個室は黒が基調でダウンライトが印象的。まるでバーのような雰囲気。最大4名入れるが2名利用も可。室料はなし
奥渋のオーチャード・ロードに店を構える『あじゅう田』。
その裏道に、個室につながる秘密の入り口があるという。
ひとたび足を踏み入れると、高級感のある空間が外とはまるで別世界を思わせる。
極上のネタと丁寧な仕事が生み出す逸品に感動
「うちの代名詞」と阿重田さんが話す「春子鯛」。皮を湯引きし、飾り包丁を入れる。
「おまかせコース」（33,000円）より。
豊洲で一番の呼び声が高く、鮨店だけでなく名だたる名店と付き合いがあり、絶対的な信頼を得ている仲卸「やま幸」のまぐろを使用。
この日の「中トロ」は青森・竜飛で水揚げされたもの。
脂のキメが細かい身質を狙って、小ぶりのまぐろを選ぶというのも面白い。
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そんな非日常的な個室で腕を振るう真藤さんは、店主・阿重田博紀さんの“鮨を極めてさらに高みを目指す”という心意気に共感。
そして、この店の神髄を表現できる実力を持つ。
「この店ではすべての教科書を棄て去り、本物の鮨の美味しさとは何かを追求しました」と語る。
それは魚を際立たせるための純白のシャリに始まり、独自の視点で選ぶ自分好みの『やま幸』のまぐろ、『ウエケン』の最上級の穴子や魚など、仕入れ値を顧みないこだわりぬいたネタ選びに行きついている。
シャリも最高峰！
幻の米といわれる「美濃ハツシモ」を使用。
酢飯はマルドンとゲランドの2種の塩と3種の白酢をブレンドし、ネタを引き立たせる味わいを計算する。
最高級の魚介のスペシャリストとして知られる仲卸「ウエケン」。その中でも日本一といわれる対馬産「スぺシャル穴子」を使用。
鮨の仕事のセオリーに反し、この「穴子」は皮のぬめりを取らずに炊くことでさらに美味しくなる。
身が詰まっているが淡雪のように柔らかい。
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そして個室では、数々の名店で腕を磨いた真藤さんの経験と軽快なトークが光る。
入店から続く圧倒的な特別感とふたりきりの極上の鮨体験は、とっておきの思い出になるだろう。
実家が鮨店だったことから鮨の道へ進む。『銀座久兵衛』や『鮨とかみ』など名店で腕を磨き、香港『とかみ』を任されて活躍した実力派。
趣味はスポーツで、バスケ、スキー、スキューバダイビングなど幅広く楽しんでいる。
◆2軒目に誘うなら、すぐそばのBARへ◆
『あじゅう田』から徒歩2分
土壁の階段を下りると現れる、隠れ家的ワインバー
店内のデザインは建築家の堀川秀夫さんによるもの。
壁一面に広がるワインセラーと楢の一枚板のバーカウンターの手前には、和紙で作られた大小8部屋に連なる“繭型”の個室も。
2．銀座で極上鮨＆飲み放題も！女性に嬉しいお得な鮨コース
『鮨 やまけん』
銀座という一等地にありながら、飲み放題付コースも用意するという気軽さが心地よい『鮨 やまけん』。
とことん女性目線で考案された美しき鮨の数々が、ふたりの夜を盛り上げる。
写真は目の前で瞬間スモークする「黒毛和牛の肉寿司スモーク」
一流の街で飲み放題という、大人のコスパは見逃せない！
銀座で鮨、といえば超高級店ばかりを想起するが、ここは東銀座の交差点を見下ろす一等地にありながらカジュアルな価格帯がうれしい。
懐石料理に握りを組み込んだコースは本格的ながらお値打ち感も。
「おまかせコース ｰ楽ｰ」は、握りと料理で全20品、3時間飲み放題が付いたコースはなんと1万1,000円というから破格！
驚愕のコスパを誇る、全20品の鮨コース！
「かつおの刺身」は、玉ねぎじょうゆがけ。
スプラウト、エディブルフラワー、みょうがなどの薬味をトッピングして、フォトジェニックな盛り付けに。
コースの要所に組み込まれた握りは、その日の仕入れによって内容が変わる。
長崎産の「大トロ」はサシがたっぷりと入って、口の中でとろける味わい。
女性に大人気の「グラタン」は季節ごとに内容が変わる。
この日は生でも食べられる白いトウモロコシ「ピュアホワイト」とカラスミ、パルミジャーノを入れた。
見事なサイズの「赤貝」。
噛めば甘みが広がり、しっかりとした歯ごたえが小気味よい。
皮目を炙った「のどぐろ」は長崎産。しっとりと上品な脂がのっている。
「うに」は握らずに小丼スタイルで登場。この日は北海道・根室産。
カクテルグラスで提供される美しき「鮨カクテル」。内容はその時々で変わる。ネギトロ、たくあん、いぶりがっこが入った、創意溢れるトロタク
「すべては女性目線で考えました」とは、大将の佐々木 輝さんだ。
和食と鮨の両方で修業したとあって、繰り出す料理は変幻自在。さらに器選びから盛り付けまで、女性を喜ばす華やかさに満ちている。
「グラタン」や「穴子の蒸し鮨」など熱々の皿も交えた緩急あるコースは、最後までドラマチックに展開する。
女性目線でチョイスされた飲み放題が、彼女の心を掴む！
お酒が弱い女性でも喜んで飲むことができるように、と選ばれたこだわりのにごり果実酒が充実している。
ワインや日本酒は仕入れによってラインナップが変わることも。
ふたりの心を近づける、フロアの先に潜むL字カウンター
L字型になった白木のカウンター。4名まで使えるが2名でも利用可。個室料は1室10,000円
L字カウンターは、心理学的に心地がよいと感じる“90度”に座れるのがポイント。
飾り棚には、茶室を思わせる和の小物が飾られている。
パーソナルスペースが守られつつ、手を伸ばせば触れられる絶妙な距離と女性を喜ばせるプレゼンテーション。
そして、飲み放題も追い風となり、盛り上がる一夜になること間違いなし。
ホテル、料亭、割烹などで和食の修業を積んでいる。味だけでなく、食べ手を楽しませるエンターテインメント性の高い料理が得意。
家族とのキャンプが今は一番の楽しみ。
◆2軒目に誘うなら、すぐそばのBARへ◆
『鮨 やまけん』から徒歩3分
あの“毛利マティーニ”を、上質なロケーションで
銀座でバー文化の礎を築いた『毛利バー』の系列店。本店の味はそのままに、植栽や夜景を眺めながらお酒を楽しめる。
1軒目が個室なら、2軒目は開放的なテラス席が気分も変わりオススメ！
3．麻布十番の鮨店で“ハズしの美学”を感じる握りに出合う
『秦野よしき』
2名利用も可で室料もなし。「まずはメインカウンターに来ていただいてから、個室の予約をお願いします」とは店主の秦野さん
王道を知るからこそできる“ハズしの美学”
ビルの地下二階に潜む、趣のある店内。
知らなければ通り過ぎてしまうような引き戸の先に、清潔感のある凛とした個室が現れる。
『秦野よしき』で食べる店主の創意性ある鮨に、心奪われる。
重厚な雰囲気が、ふたりの雰囲気を盛り上げる
麻布十番の静かなエリアの地下2階、派手な看板もなくひっそりと隠れた人気鮨店『秦野よしき』。
店内の白木のカウンターには独特の凛とした空気が流れるが、こちらはそのカウンターの延長線上に仕切られた個室というロケーションがいい。
若手が握ることを前提に作った空間だったが、最近は店主の秦野さんが立つ場面も増えてきたという。
見た目を裏切る味わいが、本質を知る大人に刺さる！
既視感なき見た目の「あんこの握り」は同店のシグネチャー。丁寧に炊いたこしあんで酢飯を包んで握り、周りに金胡麻をたっぷりと付けた
秦野さんは江戸前の仕事をきっちり学んだが、自身の店ではさらなる進化を目指した。
その最大のテーマが脂と酸の融合だ。「魚の脂と酢飯の酸をどう溶け合わせるかが焦点です」という。
そこから生まれた、伝統的な仕事とは一線を画す握りに対しては、自ら“邪道”と表現する。揚げ茄子やあんこの握りはその一例だ。
脂で揚げることでコクの出た茄子と酢飯の酸味のマリアージュを楽しむ「揚げ茄子の握り」。
「太刀魚の南蛮漬け」。バルサミコ酢、赤酢、白酢をブレンドした。すべて「おまかせコース」（27,500円）より
正統派の白木のカウンターに、クリエイティブな握りが登場するその面白さこそ新鮮な体験といえるだろう。
壁の向こうにメインカウンターの熱気を感じつつ、誰にも邪魔されない個室で過ごす時間が、ふたりにとって特別な時間になるはずだ。
もちろん王道ネタも見逃せない！
江戸前の王道の握りはもちろん健在。
「キンキのしゃぶしゃぶ 自家製ポン酢添え」はサッと火を入れることで、脂がのったキンキの旨みや甘みをうまく引き出している。
境港で水揚げされたまぐろの「大トロ」。美しく包丁を入れた仕事が色気を放つ。
家庭科教諭の母に影響されて料理の道を目指す。都内の老舗鮨店で修業した後に、海外でも経験を積み、グローバルな視点を身に付けた。
元々剣道と柔道をやっていたこともあり、筋トレ好き。
◆2軒目に誘うなら、すぐそばのBARへ◆
『秦野よしき』から徒歩3分
日本の季節の移ろいを旬の果実と花で伝える
重厚な雰囲気のカウンターに映える、旬の美味しさや四季の美しさを表現したカクテル。
液体窒素や金粉を駆使するパフォーマンスは、まさに圧巻。
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人目を気にすることなく、ゆっくりできる個室鮨。
そこに極上の鮨があれば、恋人との最高の夜が約束されるはず。
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