郊外直結「梁川バイパス」全通へ 伊達市の国道349号 37年越しの悲願
旧梁川町中心街の混雑が緩和されます。
1985年着手の道路整備事業
完成間近の梁川バイパス(画像:福島県)。
福島県は2022年8月10日(水)、伊達市梁川地区を西側にバイパスする国道349号の「梁川バイパス」が、9月23日に全通すると発表しました。
梁川バイパスは阿武隈川を渡る梁川大橋の南詰から分岐し、南西方面へ抜ける全長2.75kmの道路。事業着手は1985(昭和60)年度で、南半分は2004(平成16)年度までに開通していましたが、そこから18年を経ていよいよ全通となります。
全通により、旧梁川町の中心街の真ん中を抜けていた通過交通は郊外にバイパスされ、市街の渋滞が緩和されます。あわせて、丸森方面から伊達中央ICへの所要時間の短縮が図られます。
この道路整備事業は、「福島県総合計画」「第2期福島県復興計画」により重要路線と位置付けられ、工業団地のアクセス強化なども目的として進められてきました。