「厚木秦野」の北側に″新たな東西道路″工事中 座間から工科大付近に直結へ
将来的には国道412号へつながる計画です。
厚木市内を東西に抜ける4車線道路
建設が進む都市計画道路「座間荻野線」(画像:神奈川県)。
神奈川県が厚木市内を東西に貫く都市計画道路「座間荻野線」の建設を進めています。
これは県道42号「藤沢座間厚木線」を構成する4車線道路で、座間市内から相模川を渡り、圏央道の厚木スマートICと連絡して中津川西岸の三田地区までが開通済み。現在ここからさらに西へ、県道・相模原大磯線の三田小学校入口交差点へ接続する、第2期延伸部の1170mが工事中となっています。
決定済みの都市計画では、そこからさらに西進し、国道412号へ接続する形となっています。全通すれば、座間市や大和市など内陸部から津久井・相模湖方面へのアクセスが生まれ、圏央道〜中央道の抜け道としても機能することが期待できそうです。
ともあれ、相模川をまたぐ東西道路として発展をつづけるこの道路。2022年8月現在で、起点側の高架区間では残り橋脚類は2基のみ。地上区間でも約190mが完成しています。
一方で懸案となっているのが、三田小学校周辺に広がる埋蔵文化財。県教育委員会がここ一帯を指定区域にしており、工事に際して調査が必要となるため、まずはその作業が進められている状況です。
県の厚木土木事務所は、今回の工区の開通目標を2026年度としています。
なお、すぐ南側では新東名と東名の中間部を抜ける高規格道路「厚木秦野道路」が建設中です。こちらは圏央厚木ICを起点に、最終的に東名の秦野中井ICまで繋がる計画となっています。