巨人戦に先発した阪神・青柳晃洋【写真:中戸川知世】

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4回にまさかの“守備崩壊”で逆転を許すも、6回4安打3失点と粘りの投球

■阪神 6ー3 巨人(2日・東京ドーム)

 阪神の青柳晃洋投手が2日、巨人戦(東京ドーム)に先発し、球団19年ぶりとなる9連勝を達成した。新型コロナウイルス感染拡大で13日ぶりの試合再開となった巨人を相手に、6回4安打3失点(自責点1)の好投。チームは7回に1点を勝ち越して6-3で逃げ切った。阪神投手の9連勝は2003年に12連勝の井川慶以来となる。

 阪神は大山の22号先制ソロなどで3回までに幸先よく2点を先制した。しかし4回に1点を返され、さらに無死一、三塁のピンチ。打席の岡本和から見逃し三振を奪ったタイミングで、一塁走者の丸にスタートを切られた。一、二塁間で挟殺プレーに持ち込む間に三塁走者の重信が本塁を狙い、今度は三本間で挟んだが佐藤輝が後逸。さらに大山の本塁送球も逸れ、2者生還で逆転を許した。

 それでも青柳が6回までそれ以上の失点を許さない投球。すると6回に佐藤輝が汚名返上の左前適時打で追いつくと、7回には北條の中犠飛で逆転に成功。7回は浜地、8回は湯浅、9回は岩崎の無失点リレーで守り抜いた。9連勝の青柳は両リーグ単独トップの12勝目(1敗)を挙げた。(Full-Count編集部)