MIGホールディングス(株)(TDB企業コード:192021622、資本金2000万円、東京都港区六本木1-4-5、代表郄橋憲明氏)は、6月28日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。

 申請代理人は廣瀬正剛弁護士(東京都千代田区麹町3-3、東京富士法律事務所、電話03-3265-0691)ほか5名。

 当社は、2017年(平成29年)9月に設立。飲食店のフランチャイズ事業、催事・モールイベントスペース等に出店し、商品を販売するファーストリテール事業や有名シェフのレシピ配信サイトを運営するレシピコンテンツ事業を手がけていた。
 近時は有名飲食店と業務提携を行い、ブランドの使用許諾を受けて、主に駅構内や商業施設などにイベントブースを設置してスイーツや食品の販売を行い、2021年9月期には年収入高約30億円を計上していた。

 新型コロナウイルス感染拡大の状況下においても積極的に事業を拡大。ブランド数は40超に達していたが、拡大に伴う仕入債務の増大、運転資金の増加に対応できず、急速に資金繰りが悪化。自力再建を断念し、スポンサーの支援のもとで事業を立て直すべく、今回の措置となった。

 負債は債権者約300名に対し約9億5000万円。

 なお、(株)ALL CONNECT(TDB企業コード:390839672)との間でスポンサー支援に関する基本合意書を締結している。