※この記事は2017年04月02日にBLOGOSで公開されたものです

3月29日、遺伝性の骨の難病のため入院していた民進党・原口一博氏が、衆議院外務委員会で質問に立った。原口氏は、昨年12月、難病指定の潰瘍性大腸炎を持病とする安倍首相から激励を受けたことをfacebook上で報告。今回の質疑の冒頭でも首相への謝意を述べた。この様子を、衆議院インターネット中継より書き起こしでお伝えする。

「とりわけ安倍総理にはお礼を申し上げたい」

民進党の原口一博でございます。

質問を始めるにあたり、委員長をはじめ、皆様にひと言お礼を申し上げたいと思います。わたくし、難病を公表して闘病をしておりました。本委員会の皆様にはたいへん多くの励ましをいただきました。

とりわけ安倍総理におかれましては、難病を公表したときにわざわざメッセージをいただきました。医療に携わる皆さんだけではなくて、全国の難病で闘う皆様に大きなメッセージをいただきました。この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。

実は17年前にアメリカで「難病ではないか」ということを言われました。しかし、認定まで結局17年かかったわけです。「難病はレアだから難病」、つまり認定に至るまでが厳しいんですね。国際的な連携のなかで、ビッグデータを活用すれば、多くの人が救われるんだ、ということを思いました。

また、私が公表したところ、「いや私もそう(難病)なんだ」と。なかなか言えないんですね。国会議員のなかから、そういうお声もいただきました。 この場であわせて外交的にも、外務省としても、難病の認定に関しましては他国との連携が必要だということをお願いをしておきたいと思います。

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その後、原口氏は領土問題などについての質問を行っている。