豊洲新市場に行ってみたらあまりに広すぎて移転中止とか無理だと思った話【感想】 - 田野幸伸

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※この記事は2016年10月21日にBLOGOSで公開されたものです

連日報道されている築地から豊洲への市場移転問題。

建物の地下に水が出たとか出ないとか、安全だとか危険だとか、柱は傾いてなかったとか様々な記事を目にしますが、実際どんなところなのか見てみようと思いたち、ある晴れた昼下がりにぶらりと行ってまいりました。

豊洲駅からゆりかもめで2駅


豊洲からゆりかもめに乗り2駅。「市場前」が最寄り駅になります。移転中止になったら駅名も変わるのかしら。読み方は「いちばまえ」ではなく「しじょうまえ」です。

場所はこのあたりになります。関東以外にお住まいの方、なんとなくわかりますでしょうか。六甲アイランドみたいなところです。

駅を降りるとまず青果棟。

駐車スペースでしょうか。とっても広々しています。

建築主は小池百合子都知事。シールの下には舛添さんの名前があるのかな。

しばらく歩くと豊洲市場の南側正門に到着。

どえらい立派な建物です。

このシートを剥がすと「豊洲市場」って書いてあるのでしょうか。

建物は続きます。てくてくてくてくと横を歩いていくだけで汗だく。

延床面積51万平米、築地市場のおよそ1.7倍、東京ドーム7.5個分は伊達じゃありません。歩くの嫌になってきた…。

やっとこさ水産仲卸売場棟に到着。

これまたとんでもなくデカイ。

お!地下水!と思いましたが…

きっとただの雨水です。

移転延期になろうとも周辺施設の工事は進んでいます。

頑張れ日本のゼネコン。

都心方面への環状2号線も絶賛建設中。

想像以上に広かった


その昔、造りかけた都市博を青島都知事がバッサリと中止したこともありましたが、なんの予備知識もなく行ってみた39歳都民の実感は、
「移転中止とかムリじゃね?」

でした。こんなに広大な土地に建物ドッカンドッカン造って、どっか民間に払い下げればいいとかそういうレベルじゃなかったです。別のところにこのサイズの市場をもう1個作るとかちょっと想像つきません…。

ぜひ一度皆さんもお台場観光のついでにでも行ってみてください。その広さに圧倒されること請け合いです。

いやしかし、こんなもんを税金で造っていたとは…。百聞は一見にしかずでした。中も取材したいなぁ。