【BLOGOSまとめ】名古屋トリプル選挙 - BLOGOS編集部
※この記事は2011年02月08日にBLOGOSで公開されたものです
名古屋市長選、愛知県知事選、名古屋市議会の解散の是非を問う住民投票が、6日に投開票されました。市長選では河村たかし氏（62）が再選。知事選は、河村氏が支持するの大村秀章氏（50）が初当選。河村氏が主導した住民投票は賛成多数で、政令指定市で初めてリコールが成立し、議会は解散されました。民主、自民の二大政党が支援した候補は、いずれも惨敗しています。このトリプル選挙の結果を、BLOGOSに参加するブロガーはどう捉えたのでしょうか。河村市長を肯定する意見から批判する意見まで、様々な反応をまとめてみました。
河村市長にエールを送る意見
まずは、再選を果たした河村市長を応援する意見です。市民税の減税などの訴えが名古屋市民に受け入れられたことを、好意的に評価しています。
天木直人のブログ
左翼、労働組合側からも、朝日、読売などの権力側からも批判、警戒されている河村たかしの大勝利であるが、それは取りも直さず河村たかしの正しさを証明しているのだ..続きを読む
早川忠孝の一念発起・日々新たなり
市会議員の報酬の半減を主張した候補者が自分の懐を肥やすようなことはするはずがない。河村氏に投票した名古屋市民は、そんな期待を持っているはずだ。ハチャメチャ、無茶苦茶、パフォーマンスだらけの河村氏だが、しかし目指している方向性は私も支持している.. 続きを読む
半田伸明のブログ「官閥政治に屈しない」
民主党が民をだまし討ちにして、官寄り政治家集団へと変容したことで、民は、官+官寄り政治家vs民の構造に気付きました..続きを読む
河村市長に批判的な意見
一方で、河村市長の政治姿勢に批判的な意見も相次ぎました。その独裁的な手法や、財源の裏づけがない減税公約に対し、釘を刺しています。
木走日記
愛知県も名古屋市も財政火だるま国家から貴重な血税を補助される財政火だるま赤字自治体に転落している団体です。失礼ながら、その立場を強く自覚していただきたい..続きを読む
Afternoon Cafe
河村減税は貧乏人が泣きを見、金持ちが笑うだけである事実を、マスコミ特に地元紙はもっと報道することが「権力を監視するウォッチドッグ」としての役割だったと思います..続きを読む
岡田かつや TALK-ABOUT
減税の問題にしても河村さんのとった手法にしても、それはかなりの危うさをもったものですから、実際の運営をしていくなかで、果たして混乱なく物事が進んで行くのかというと、かなり疑問があると言わざるを得ないと思います..続きを読む
片山さつきブログ
「独裁だ」「二元代表性が事実上形骸化される」といっても、『今までのやり方で変わらなかったのだから、やってみよう、やらせてみよう」の流れには、勝てません..続きを読む
国政への影響を指摘する意見
河村市長の是非ではなく、この選挙結果が民主党政権に大きな影響を与える可能性を指摘する意見も非常に多かったです。「政権交代の残像が市長選に投影された」、あるいは「国政への不満のハケ口になった」などと指摘する声がありました。
保坂展人のどこどこ日記
今の永田町の政府・与党と多数派の議論が「増税の仕方」に傾いていることを考えると、影響は予想以上に大きいかもしれない..続きを読む
中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」
民主党の『牙城』『王国』と呼ばれてきた愛知で民意が、菅首相のデフレ大増税路線にＮＯを突きつけた。河村氏の改革路線に圧倒的支持を与えた..続きを読む
舛添要一オフィシャルブログ
民主党も、自民党も、新興のみんなの党も敗北した。混迷の政治にどのようにして終止符を打つのか。与謝野入閣カードが、その答えとは思えない..続きを読む
ふじすえ健三 Blog
私は今回の選挙結果から民意を拾うとすれば、まさしく「議員自身が自ら身を切る」ことをしなければ有権者からそっぽを向かれることだと見ている..続きを読む
山口 巌／アゴラ
今回の惨敗を受け、民主党幹部は「河村台風にやられた」との、お得意の妄言を吐いているらしい。何時もながら、実に「疎い」政党である。彼らが説明する様な、属人的、局地的、そして一過性の事象では無い筈である..続きを読む
佐藤孝弘、怒涛の読書日誌＠東京財団
現政権に否定的な国民の不満はそのままダイレクトに地方選挙での民主党系の候補へぶつけられます。そして民主党系の候補が軒並み落選してしまうわけです..続きを読む
その他の分析
ユニークな視点として、「名古屋市民がなぜ減税政策を支持したのか」を分析する意見や、各新聞の社説を比較された方もいました。
Espresso Diary@信州松本
「日本の財政は…」という優等生的でお行儀の良い言論は、現実の不況の前では強い説得力を持っていないように見えます..続きを読む
海住恒幸 Report
減税への期待よりもむしろ、悪役と化した議会攻撃への拍手喝采効果だったとの見方でほぼ一致している。朝日の「市民の側から『議会を守れ』という運動がほとんど広がらなかった」という指摘は、議会制民主主義の“ねじれ現象”だ..続きを読む
読者の意見
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このように、非常に注目を集めたトリプル選挙。4月に予定される統一地方選に、大きな影響を与える可能性もあり、今後の政界の行方に目が放せません。
