現地サポーターと喜ぶ森保監督【写真:AP】

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1勝2敗スタートからの6連勝でW杯出場権を獲得

 日本代表は3月24日に敵地で開催されたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第9節オーストラリア戦に2-0で勝利し、7大会連続の本大会出場が決まった。

 1勝2敗と崖っぷちに立たされてから破竹の6連勝で挽回する形となり、韓国メディアは「日本の森保監督『更迭対象→英雄』のもてなし」と伝えている。

 日本は昨年9月にホームで行われた最終予選初戦のオマーン戦に0-1と黒星スタート。次節の中国戦では1-0で勝利したが、同10月の敵地サウジアラビア戦には0-1と敗れ、開幕3試合で1勝2敗と本大会出場が危ぶまれた。

 危機的状況に指揮を執る森保一監督への批判も強まったが、昨年10月のオーストラリア戦(2-1)で4-3-3システムに移行して活路と見出し、そこから5連勝でグループ2位へ。勝てばW杯出場が決まる大一番でオーストラリアを2-0で下し、本大会の切符を掴んだ。

 韓国誌「ベストイレブン」は「日本の森保監督『更迭対象→英雄』のもてなし」と見出しを打ち、最終予選を通しての“立場の変化”を伝えている。

「日本はオーストラリアを破って勝ち点3を加え、最終節の結果にかかわらず本大会出場を決めた。その後、サウジアラビアが中国と1-1で引き分け、日本はグループB首位に躍り出た。森保監督は最終予選中、3試合を終えて1勝2敗の段階で本大会に赤信号が灯り、更迭説が巻き起こったが、結果的にハッピーエンドとなり、まさに英雄となった。立場は顕著に変わった」

 森保監督はオーストラリア戦後、「アジア最終予選を突破するのは、本当に大きなハードル。難しい戦いの連続だったけど、最終目標はW杯でベスト8以上に行くこと」と語っており、本大会での采配に期待が懸かる。(FOOTBALL ZONE編集部)