「戦争やめて」「ノーモア・ヒロシマ」

26日、原爆ドーム前で行われたロシアのウクライナ侵攻に反対する抗議活動。

およそ60人が集まり長崎に原爆が投下された午前11時2分に合わせて黙とうを捧げました。

呼びかけ人 安彦恵里香さん「核戦争の可能性も示されてしまった。(ウクライナの人たちに)遠く距離は離れているけど、あなたたちのそばであなたたちのサポートをしたいと伝えたいです」

プーチン大統領が「ロシアは世界で最も強力な核保有国の1つ」と話したことなどを受け、被爆地ヒロシマでは非難の声が高まっています。

8・6ヒロシマ大行動 中島健共同代表「私自身も被爆2世で核の恐ろしさを知っている。我々は核戦争にさせてはいけない。その声を広島からあげていきたい」

27日にはプーチン大統領が軍の幹部らを招集し、核を含む「抑止力部隊」を厳戒態勢に移すよう指示しました。

これを受け岸田総理大臣は「事態をさらに不安定化させる危険な行為だ」とロシアを批判しました。

また、ICAN=核兵器廃絶国際キャンペーンは文書で声明を発表し、「世界は核による破滅へと近づいた極度に危険で無責任な行為」として強く非難し、ロシア軍の撤退を求めています。

2019年に広島を訪問したローマ教皇も「戦争は政治と人類の失敗であり恥ずべき降伏だ」とツイートし戦争反対を訴えています。