整備すすむ「島原道路」さらに2.7km延伸へ ほぼ全区間で事業中 どこまでできた?
諫早〜島原が約30分に短縮!
諫早ICから約7km先まで開通
2020年に開通した諫早IC付近(画像:長崎県)。
長崎県は2022年2月24日(木)、島原半島東部で建設が進む高規格道路「島原道路」について、栗面ICからの延伸区間2.7kmが5月下旬に開通予定であると発表しました。
島原道路は、大都市や幹線ネットワークから離れた島原半島の交通利便性を高めるため、国道57号・国道251号のバイパス道路および拡幅事業として整備されるものです。長崎道の諫早ICから島原市街までの全線が開通すると、所要時間は70分から34分へ、大きく短縮する見込みとなっています。
2月現在、諫早市の諫早ICからの4.3km、雲仙市の旧愛野町周辺で約4km、島原市の中心地から北へ約12kmが開通済み。残り区間はごく一部をのぞき、ほぼ全線が事業中となっています。
島原道路のさらに先の区間として、島原から口之津を経て、天草諸島へ向かう「島原天草島連絡道路」の構想もあります。
なお、島原半島には雲仙岳の山麓を縫うように広域農道「雲仙グリーンロード」が通っていますが、こちらは土地改良法に基づいて農林水産省が整備した農業用道路で、設置目的が異なっています。