50代の「食べきる」工夫。フタがトングになる保存容器で面倒くささを減らす
日々の小さな「暮らしにくい」を解決しませんか? ここではライフオーガナイザーの下村志保美さんが見つけた、フタがトングになっている保存容器について詳しく教えてくれました。
キッチン家事の小さなイラっを便利グッズで解消!
キッチンの家事というと料理、洗い物、買い物などを思い浮かべますが、私は「食べきる」ということもなかなか地味に気を使う家事だと感じています。
ご飯のお供と言われる佃煮やのり、ふりかけ、そして青のりやカツオ節などは、一度の食事で食べきることはないので、保存容器に入れておくことに。次の機会に食べる際には取り箸やスプーン、ミニトングなどが必要になります。そしてそれらを置く小皿が必要なことも…。
わが家は家族も私もこの小さなひと手間が面倒に感じることが多く、「あとで食べよう」とあと回しに。結果、佃煮などをダメにしてしまうことが何度もありました。
保存容器の中に取り箸がそのまま入れておける仕組みがあるといいなぁと思っていたら、便利なグッズを見つけましたので二つ試してみました。
●フタがトングに!?便利な保存容器を見つけました
「ふたがトングになる保存容器」という商品名の通り、フタとトングが一体化しています。
柔らかい素材のフタを外側からグイッと掴むとトングとして使えるんです。
このトングは簡単に着脱できますし、そのまま食洗機で洗うことができます。
サイズは約幅8.7×奥行8.7×高さ7cm。一般的な佃煮のパック一袋分が収まります。
●トングつきの保存容器は、衛生的な工夫も
もう一つはtowarシリーズで有名な山崎実業の「トング付きバルブ付き密閉保存容器」です。
こちらは保存容器の中にトングを内蔵。
トングが食品の中に落ちないような段差があります。さらにそのトングをテーブルの上に置いても先端が浮くようになっていて衛生的。
サイズはW9.2×D9.2×H10.2cm。1つ目にご紹介した「ふたがトングになる保存容器」より一回り大きく、透明で中になにが入っているのか分かり分かりやすい反面、佃煮や薬味を入れるには大きいと感じました。またこちらは食器洗い乾燥機は使えません。
「トング付きバルブ付き密閉保存容器」はバルブつきで密閉度も高く、茶葉や乾物の保存にいいと思いました。用途によって使い分けるといいですね!
●小さな面倒くささがなくなると家族も協力的に
わが家は食洗機を使っていることもあり、取り箸やそれを置く小皿などの洗いものが増えることはあまり気になりません。
しかし冷蔵庫から保存容器を出して、取り箸を用意し、小皿を出すという3アクションが、冷蔵庫から保存容器を出してそのまま食卓に置けるというワンアクションになるだけで気持ち的に面倒くささがなくなり気持ちがラクになります。
パッとご飯の上に佃煮をのっけられるこの保存容器、家族も使い勝手がいいようで積極的に使ってくれています。
ということは、冷蔵庫をあけて「佃煮があるけどあとで食べよう」ということも減り、気がつくと食べきってくれていて、もったいないも減りました。私が「食べきらなくちゃ」と思うことも減りました。
たかが取り箸されど取り箸。「面倒くさい」は少しでもないほうがいいですね!