女子サッカーサンフレッチェ広島レジーナの鹿児島キャンプ。

特別コーチとして現役を引退したばかりの陸上・元日本代表木村文子さんが参加しています・

鹿児島県・指宿市で今週月曜日から行われているレジーナのキャンプ。

選手たちは来月5日のWEリーグ再開に向けゲーム形式の練習などを通じさらなる連携強化を図ります。

そんな中、今キャンプに帯同しているのが先月、現役を引退したばかりの陸上・木村文子さんです。

エディオン木村文子コーチ「最初のスタートからの加速は陸上とサッカーと一番大きな共通点、スピードを上げていく部分の動き方は陸上の選手からサッカー選手に伝えられることなのかな」

広島出身の木村さんは女子100メートルハードルの日本代表として2012年のロンドンオリンピックや去年の東京オリンピックなど世界を舞台に活躍。

今月から所属先のエディオン女子陸上競技部で指導者としての道を進み始めています。

レジーナから要請がありキャンプ中の特別コーチとなった木村さんは陸上選手が普段行っているストレッチやけがの予防につながるウォーミングアップなど

丁寧に伝えました。

エディオン木村文子コーチ「引退するときは正直陸上の後進の育成という部分が大きいかなと思っていたんですけど、同じ広島のスポーツで頑張っている種目を超えて指導ができるということは自分にとってすごく貴重ですし、勉強させられることの方が大きいので吸収していきたい」

〝走りのプロフェッショナル〟からの特別指導はレジーナの選手たちにとっても貴重な時間になったようです。

川島はるな選手「自分の体の違和感をその日に気付こうという、サッカーはけががつきものですけど、それを防げる手段はたくさんあると思うのでこれからも色々教えてもらいたい」

キャンプは25日まで行われ、リーグ戦再開に向けた最終調整を進めます。