特殊詐欺事件が止まりません。今度はその被害額約1億4千万円にのぼります。

被害にあったのは、広島市に住む80代の女性です。

ハウスメーカーの社員や国税庁職員を名乗る男ら3人から立て続けに電話があり、老人ホームの「入居権」に関する名義貸しトラブルなどの名目で去年8月から12月にかけて約1億4050万円をだまし取られたということです。

女性は犯人が指定した首都圏の複数の場所におよそ20回にわたって数百万円ずつ宅配便で送っていました。

警察によりますと、今回の被害額は県内で過去最高額ということです。

警察は「電話でお金を要求されたら詐欺を疑ってほしい」と注意喚起しています。