レンジで温めるのに冷たい!? ニチレイの進化系冷やし中華の気になる味わいは…
冷やし中華の新時代到来⁈
すっかり春めいてきた今日この頃。2022年3月1日(火)、ニチレイフーズから早くも冷やし中華の新商品が発売されます。
ニチレイフーズといえば、加工食品の有名大手メーカー。数多くの冷凍食品を手掛けており、今回の商品も冷凍食品です。冷凍ラーメンはよく見かけますが、冷凍冷やし中華は珍しいですよね。
ゆでない。冷やさない。ニチレイ「冷やし中華」
注目の新商品がこちら!冷たい麺らしい青色を基調にしたパッケージがなんとも涼し気ではありませんか。冷凍食品市場の拡大に伴い、個食が増えていることから、1食分の冷凍麺として開発された商品なんだそうですよ。
1人前360gで、持つと結構ずっしりとしています。パッケージを見る限り、具材もついているようで「だから重たいのか」と納得。
氷がのってる!? 衝撃的な見た目に驚き
とはいえ、1人前にしてはちょっと重すぎるような……。などとボヤキつつ、パッケージを開封してみて驚きました!なんと、麺のうえに氷がのっているではありませんか。
「なんだこれは⁈」初めて見る状態に、理解がついていけず頭はプチパニック。氷麺なんて見たことも聞いたこともありません。
どう見ても氷なのに、一応触って確かめてみたり、数を数えてみたり、ちょっと挙動不審になってしまいました。それくらい衝撃的な見た目です。
そのまま温めてていいの?
重さのワケはわかりましたが、これはそのまま温めてしまっていいんでしょうか?答えはイエス。どうやら、氷がのっていることで、レンジで加熱しても冷たい麺に仕上がるらしいのです。なんて斬新なアイデア!
説明書きによると、トレイからタレ袋を取り出し、具材ごと温めるそうです。ラップはかけません。初めての体験にドキドキしつつも、思い切ってレンジの中へ。
ドキドキしつつスイッチオン
加熱時間は、500Wだと3分30秒、600Wでは2分50秒。加熱ムラを防ぐため、500Wまたは600Wでの調理をおすすめします。機種により多少異なりますので、様子を見ながら調整してください。
加熱後、箸で麺がほぐれない場合は、10秒ずつ追加熱しましょう。氷は電子レンジのマイクロ波を受けにくいんだそう。よく考えられていますよね。
加熱後、氷が残った状態で混ぜ合わせると……?
加熱が終わり「どれどれ、どうなっているの?」と見てみると、ところどころ麺が熱いような……しかし、表面の氷は1/3ほど残っています。
全体を混ぜ合わせると、氷は溶けてなくなり、温度が均一になりました。おお、これはすごい、ちゃんと冷たい麺に仕上がっています。なんとも画期的な技術!
実は本品、構想に5年、具現化に3年かかったのだそうです。それだけ、商品化がむずかしかったという証。ニチレイフーズの努力と研究のたまものですよね。
もしかしてこだわってる⁈ 定番とはちょっと違う具材
麺ができあがったので、盛り付けていきましょう。一緒にレンチンした具材は、自家製煮豚、錦糸卵、オクラ、紅ショウガの4種類。ハムではなく煮豚とは凝っていますし、オクラはきゅうりに比べて水分が少なく、冷凍に向いています。
実際に盛り付けるとご覧の通り、彩り豊かで華やかですよね。常温3分で自然解凍したタレをかけたら完成。それにしても、野菜を切ったり卵を焼いたりする必要がないのは、嬉しい限りです。
レンチン冷やし中華の味わいやいかに
できあがった冷やし中華は、みずみずしくツヤっとしており、いかにもおいしそうな見た目。できあいっぽさは少し感じられるものの、ボリューム満点で食欲をそそります。
さあ、麺がのびないうちに急いでいただきましょう。まずは麺からつるり……モグモグ。むむ!いい歯ごたえとのど越しです。打ち立て、ゆでたてを急速冷凍しただけあり、生麺に近い味わいですよ。
具材もタレも絶妙。とくに自家製煮豚がいい仕事をしてくれていて、格上げ冷やし中華といった感じです。電子レンジだけでこの味わいなら大満足ですよ。
驚きだけではない。味もしっかりおいしい新感覚の冷やし中華
冷やし中華を食べたいけれど、暑いなか麺をゆでたり、冷やしたりするのは面倒……。ましてや具材を用意するのはさらに億劫ですよね。ニチレイの「冷やし中華」はそんなズボラ心をよく理解してくれている商品でした。
実際、「食べたいときにいつでも食べられ、火を使わずに短時間で冷たい麺を作ることはできないか」と考えたのが、本商品を開発するに至ったきっかけなんだそうですよ。
新しいスタイルの冷凍食品を試すのはとても楽しいですし、なにより話題性抜群。ぜひ、見つけて食べてみてくださいね。
商品情報
■商品名:冷やし中華
■価格:オープン価格(400円前後)
■内容量:360g
■カロリー:426kcal(1人前あたり)
※本記事は個人の感想に基づいたもので、感じ方には個人差があります。