免疫力アップにはタンパク質。感染症予防におすすめの食材ベスト5
寒さが厳しいこの季節は、風邪やインフルエンザなどの感染症が心配の種に。「効果的な対策が知りたい」というESSE読者の声に、料理研究家で管理栄養士の金丸絵里加さんが、食事から健康になる方法を教えてくれました。
免疫力を上げて風邪・感染症を防ぐにはどうしたらいい?
風邪やインフルエンザなどの感染症が流行する冬に気になるのが免疫力アップ。免疫は腸内環境と密接に関わるのでまずは食生活の見直しを! 規則正しい食事で胃腸の働きもスムーズになり、栄養素がきちんと消化・吸収されて体の基盤が整います。
●Q:食生活が乱れがちでも免疫力アップできる食事のポイントはありますか?
A:コンビニや外食も活用し、毎食タンパク質を
大事なのは肉や魚、卵、豆腐などに豊富なタンパク質の摂取。不足すると免疫機能が低下し、感染症にかかりやすくなります。「毎日とれなくても、1週間〜10日間で不足分を補う意識を。忙しいときはコンビニの食品や外食もうまく活用しましょう」
●感染症予防に効果的なおすすめ食材ベスト5
5位:ブロッコリー
抗酸化作用が高く、粘膜を保護するβ-カロテン、ストレスに対抗するビタミンCを含有。感染症予防をサポート。
4位:キノコ
注目の栄養素はβ-グルカン。消化吸収されず直接腸の免疫細胞に作用して免疫力を高める。食物繊維で便秘改善も。
3位:卵
タンパク質を筆頭にバランスよい栄養素を含む優秀食材。粘膜を保護し感染症予防を促すビタミンA、亜鉛も含む。
2位:カキ
新陳代謝を促し、免疫細胞を活性化する亜鉛が豊富。亜鉛は牛肉、卵、チーズ、納豆、ナッツ類でも摂取できる。
1位:納豆
腸内環境を整える発酵食品の代表。タンパク質や食物繊維、ビタミンが多く、免疫力の向上に役立つ。