新居で欠かせない、照明器具選び。部屋全体を明るくする照明から、部分的に光をあてるスポットライトやペンダントライトなどさまざまな種類があります。適材適所で、ぴったりのものを選ぶのは、なかなか難しいものです。「実際、新居に引っ越したときに選ぶのに苦労した」という、インテリアブログを主宰するワトコさん。使ってみてよかったものや、逆に失敗したものなどを振り返ります。

リビングには光の色や明るさが選べるものが便利

わが家のリビングでは、LEDのシーリングライトを使っています。お気に入りの機能は光の色味を変えられるところ。蛍光灯のような明るい光が、筆者はあまり得意ではないため、基本的には電球色を使っています。電球色は色がやわらかいので落ち着きます。

文字を書いたり、写真を撮影したりと、十分な明るさが必要なときは、昼白色に切り替え。リモコンのボタンひとつで、スイッチできるので便利です。このタイプにするまでは、照明の光がまぶしすぎるのを、我慢しながら生活していました。今は、そのストレスから解放されています。

 

在宅が装える機能があると、旅行や帰省中も安心

このシーリングライトには、「在宅を装える」機能がついていてとても便利。これは、実家への帰省や旅行などで、数日にわたり家をあけるときに使います。毎晩指定の時間に電気がつき、就寝時頃に消える設定にしておけば、不在に気づかれにくくなるので安心。コロナ禍で長期不在は減りましたが、将来のためにもこの機能は手放せません。

 

ペンダントライトはインテリアのアクセントに

キッチンカウンターの真上には、ペンダントライトをつけました。

もともとは、ダイニング用の照明器具を取りつけるための仕様。でも筆者の家では、ダイニングテーブルを、この位置に置いていません。ということで、本来は照明がここになくても大丈夫。

しかし、キッチンをおしゃれに見せたいので、ペンダントライトを設置しました。そのため、明るさや使い心地ではなく、見た目の雰囲気でライトをセレクトしています。おかげで、まるでカフェのような雰囲気に。毎日長い時間を過ごす場所なので、お気に入りのスペースにしておくと心地よく暮らせます。

ペンダントライトにして失敗した場所も

一方で、ペンダントライトを設置して失敗した場所もあります。それは筆者自身の部屋。昼間、電気をつけていない間はとてもかわいく、インテリアのスパイスのような存在に。でも、部屋の真ん中に唯一ある照明なので、明るさがたりません。影が気になって落ち着けない部屋になってしまいました。

 

キッチンには首が動くスポットライト

キッチンは対面式でリビングとつながっているため、見栄えもよく、家事に必要な明るさも十分ある照明を探しました。それをかなえてくれたのが、このスポットライト。

現在は廃盤になりましたが、無印良品のものです。首が動くので、作業スペースに合わせて照らす場所を調整することができます。

照明は、暮らしに必要な明るさを考えて選ぶのはもちろん、つけていないときでもインテリアのアクセントになります。そのため、器具のデザインも、しっかりと吟味したいもの。気軽に買い替えられるアイテムでもないですし、買い替えるときは処分も意外と大変です。

入居に合わせて早めに準備して、お気に入りのものを選びたいものです。