年齢を重ねるにつれて「やせにくくなった」と感じていませんか？　とはいえ、無理な食事制限などのダイエットは健康面が不安ですよね。今回は、そんな50代の方に向けて、料理研究家の柳澤英子さんがおすすめしている「オートミールダイエット」をご紹介していきます。

1年で26kg減！50代からでもラクやせできたオートミールダイエット

50代から健康的かつ魅力的な自分になるために、オートミールダイエットを始めてみませんか。

●50代でもダイエットは成功できる！

「私は若い頃からぽっちゃり体型で、52歳のときに身長157cmで73kgまで太ってしまいました。体調はいつも悪く、やせなければ健康も長生きもないかもしれない…という崖っぷちで一念発起。糖質を抑える食事に変え、1年かけて26kgの減量に成功しました」

そう答えるのは、料理研究家の柳澤英子さん。わずか1年間のオートミールダイエットで健康的にやせられたのはすごいですよね。柳澤さんはその後の体の変化を次のように語っています。

「10年たった今も、リバウンドは一切なし。年齢的にやせすぎもNGなので、健康体重52kgをキープし、かぜをひくこともないくらい、元気な体を取り戻しました。今、そこに大きく貢献しているのが、オートミールです。ご飯やパンなどに比べ、低糖質・低カロリーで栄養豊富。おなかも膨れるので、ダイエット中でも空腹のストレスはありません」

栄養豊富なオートミールなら、健康面でも安心！　ダイエットだけではなく、これからの健康を考える50代以上の大人世代にはピッタリなダイエット方法です。

 

ダイエット生活を楽しく続けるための3つのポイント

オートミールに合う調味料や食材は、どのようなものなのでしょうか？　柳澤さんが詳しく解説してくれました。

●1.調味料・食材にちょっとこだわる

「オートミール×和風だしは、じつは相性バツグンなんです。とくにおすすめなのが、液体の昆布だし。カツオだしよりまろやかで洋風レシピにも意外とマッチ！　シンプルな味つけでもぐんとおいしくなります。私はアイビック食品の「ね昆布だし」を愛用しています。

また、キノコと海藻類は、毎日食べるようにしています。食物繊維がバランスよくたっぷりとれるので、オートミールとの相乗効果でおなかがすっきりしますよ」

調味料や食材にこだわるだけでより美味しく仕上がるので、ぜひ試してみてください。

 

●2.ゆる〜い運動をムリせず続ける

ダイエット中は運動を取り入れたいですが、キツイ運動だと続きません。そこでおすすめなのがウォーキング！　柳澤さんも、日々の運動にウォーキングを取り入れているそうです。

「歩くだけならいつでもできて気分転換にもなるし、1年続いています。筋肉がついて肌の調子までよくなりました！」

ダイエット中は音楽を聞いたり、気になるお店を散策しながらのウォーキングも取り入れていきたいですね。

●3.甘いものをガマンしすぎない

ダイエット中、甘いものを我慢すると反動でドカ食いにつながることも…。

「ごほうびとして、たまには甘いものを楽しむのも大切。低糖質の天然甘味料や、糖質控え目の市販の小豆あんやゆで小豆を活用しています。

私がいつも砂糖代わりに使っているのは日本リコスの天然甘味料「ステビアヘルス　ホワイト」。糖質はできるだけ抑えつつ、ちゃんと甘くておいしいから、少量でも満足できるんです」

甘いものも楽しめるダイエットなら無理なく続けられそうですよね！

 

●普段柳澤さんがつくっているレシピ「モズク雑炊」

ここからは、柳澤さんの太鼓判でもある「モズク雑炊」のレシピをご紹介していきます。食物繊維が豊富なモズクを加えて和風テイストに仕上げた、優しい味わいの雑炊です。

【材料（1人分）】

オートミール（クイックオーツ）　30g
水　200ml
白だし（または液体昆布だしの素）　小さじ2〜大さじ1
モズク（味つけしていないもの）　1パック（約60g）
梅干し　1個
ウズラの卵（あれば）　1個
いりゴマ（白）　適量

【つくり方】

（1）　耐熱ボウルにオートミール、分量の水、白だしを入れて混ぜ、ラップをせずに電子レンジ（600W）で3分加熱し、よく混ぜる。

（2）　器に（1）を盛り、モズク、梅干しをのせ、あればウズラの卵を割り入れ、ゴマをふる。

［カロリー162kcal　食物繊維4.4g］

 

柳澤さんイチ押しのレシピベスト8をはじめ、おかずやごはんもの、汁ものなど、バリエーション豊富なレシピがふんだんに紹介されています。ぜひ本を手に取って、オートミールダイエットをはじめてみてくださいね。