那須地域という広大な土地を利用してさまざまなアイデアから新たなビジネスを作り出す「ナスコンバレー構想」の協議会が10月1日に設立され、11月17日に記者発表会が開かれました。

ナスコンバレーとはITを活用した次世代ハウジングや乗用車の自動運転など那須の広大な敷地を生かして21世紀型社会を力を出し合って作るための実証実験の場です。

協議会は東京のIT企業3社と那須町でテーマパークなどを経営している「日本駐車場開発」の合わせて4社が発起人となって10月1日に作られました。

多くの企業から那須地域が注目されるていることもあり記者発表の会場には福田富一知事をはじめ地元那須町の平山幸宏町長などが駆け付けました。

ナスコンバレー協議会には現在、およそ20社から参加の申し込みがありすでにいくつかの事業が進行しています。

その中の一つがドローンを使った物資の配達で、17日はデモンストレーションとしておよそ800m離れた高台にバーベキューの具材を配達しました。

私有地で行われるためほぼ一直線での配達が可能となり、具材は3分ほどで高台に届きました。

今後はコテージに宿泊する観光客などに向けて実用化を図ります。

協議会ではメンバーを募集していて多くの企業とともに力を合わせこのような実証実験などを推進していきたいとしています。