ノウハウ共有で中小企業支援 金融機関が連携
地域企業の課題解決に銀行の枠組みを越えて取り組もうと足利銀行と栃木県内の信用金庫などが15日、連携協定を結びました。
協定を結んだのは足利銀行と県内6つの信用金庫、それに2つの信用組合の合わせて9つの金融機関です。
「とちまるアライアンス」と名付けられたこの協定は6つの項目からなり、コロナ禍や経済環境の変化に伴い信用金庫や信用組合だけでは解決が難しくなった中小企業の課題に対して足利銀行がノウハウを提供して解決を手助けすることなどが盛り込まれています。
具体的には高齢化が進む中小企業の経営者に対し、事業を継承する人材を紹介することやグローバルでの展開を望む企業に海外のバイヤーをマッチングさせることなどが想定されています。
足利銀行によりますと複数の金融機関が幅広い項目で協定を結ぶのは全国的にも珍しいということで、足利銀行では今後セミナーを開くなどして、これまで培ったノウハウを共有していきたい考えです。