かんぴょうの生産量日本一を誇る下野市で9日、入札会が行われました。

ずらりと並べられた真っ白なかんぴょうの束。

下野市小金井の営農支援センターで行われた入札会には16の産地問屋が参加し、色や乾燥の具合太さがそろっているのかなどをチェックして値段をつけていきます。

この日持ち込まれたかんぴょうは市内の5軒の農家が生産したおよそ2,500キロです。

去年は3回入札会が開かれ、合計で8トンほどのかんぴょうが出されましたが今年は10月と今回の2回だけで合わせて5トン余りです。

生産者の高齢化でかんぴょうの原料となるユウガオの畑が減っているほか、今年の夏は長雨の後に一気に気温が高くなったことでユウガオの実の収量が少なかったということです。

9日は生産者を応援する思いも込めて最高価格は1キロあたり4,150円と高値がつけられました。

かんぴょうは産地問屋が全国の飲食店などに卸し消費者に届くということです。