森保一監督(撮影:岸本勉/PICSPORT)

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森保一監督がオンライン記者会見で、「日本代表は9月と10月、集合してからすぐの試合を落としている」という課題を語っていました。

その問題については、反町康治技術委員長のブリーフィングで記者から「11月のベトナム戦は時差の少ないJリーガーで、続くオマーン戦は海外組で戦うという考えはないのか」という質問を受けていました。反町委員長は否定的な考え方を示しつつ、森保監督からのいろいろな要望が出たら、それに対応していくと答えています。

まず僕は、このベトナム戦とオマーン戦で選手の比率を変えるという考え方は必要ないと思います。選手がリーグ戦でどんなプレーを見せているか、国内組も海外組も区別なくチェックし、実際に集合した中でコンディションをチェックして、状態のいい選手でチームを組むほうがいいでしょう。

今までもそうやってきたのでしょうが、ではなぜ負けたか。

僕は、選手のコンディションをあまり考えずに、これまでの形にはめて戦ったのがその原因だと思っています。ですからもし呼べるのだったらさらに多くの選手を招集し、その中からピックアップしたほうがいいでしょう。

また、これまでに比べて調子の上がっている選手もいます。鎌田大地はぐっとよくなりましたし、三笘薫も活躍し始めました。彼らは当然身体も出来てきていますし、精神的にもいい状態だと思います。

そういうプレーヤーを国内組、海外組という区別はなく集めて、実際にコンディションを確認し、その時のベストの選手で戦う。そんな原則こそ、今求められていることだと思います。