リバプール副官リンダースが南野への期待語る 「タキのことを本当に熱心に考えている」

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リバプールのアシスタントコーチを務めるペップ・リンダース氏が日本代表FW南野拓実への期待を語った。クラブ公式サイトが伝えている。

南野は2020年1月にザルツブルクからリバプールへ加入。絶対的とされていたFWモハメド・サラー、FWサディオ・マネ、FWロベルト・フィルミノから成る3トップの負担を軽減できる存在として期待が寄せられていたが、加入シーズンは公式戦14試合の出場にとどまり、ゴールを記録することはなかった。

昨季はコミュニティ・シールドでアーセナル相手にゴールを決めるなど好調なスタートを切ったものの、ベンチに座る日々が続いたこともあり、今年1月の移籍市場最終日にサウサンプトンへレンタル。レンタル先では公式戦10試合で2ゴールの成績を残した。

今季はリバプールに復帰し、プレシーズンでは好調さを示していたが、開幕からここまで出場機会はいまだ巡ってきていない。そのなかで、21日に行われるEFLカップ(カラバオ・カップ)3回戦のノリッジ・シティ戦では今季初出場の可能性が予想されている。

EFLカップの試合前日会見に出席したリンダース氏も南野の出場をほのめかしつつ、同選手を称賛。今後の成長についても期待を寄せている。

「タキ(南野)は本当に良いプレシーズンを過ごした。サウサンプトンに行ったことは非常に重要だったと思う。彼は我々と一緒に完全なプレシーズンを過ごしてインパクトを与えてくれた。我々は彼のことを本当に熱心に考えていたんだ。その後、代表チームで小さな負傷を抱えたが、今は戻ってきた。最初は100%の状態ではなかったが今は問題ない」

「彼がチームの一員になってくれて本当に嬉しいよ。ユルゲン(・クロップ)は『タキがGKと一対一になる回数は凄いな』と言っていた。私はそのとき『そうだね、GKと一対一になるのに超スピードは必要ないとわかる』と返したよ。彼はとても自然で、知的な動きをする選手だ」

「我々が必要としているのはこの才能であり、前の試合でもすでに必要だったと思う。彼は背後に回るタイミングが良く、選手が彼の近くにいるときのコンビネーションプレーも優れている」

「彼はより良くなるだろう。それが我々の好むところであり、だからこそ、彼を獲得した。完成したものではなく、ポテンシャルを評価したのだからね」

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