サッカースタジアムの建設予定地で見つかった旧陸軍施設の被爆遺構について、市民に向けた報告会が開かれました。

広島市が開いた報告会には市民らおよそ60人が参加しました。

中央公園広場からは戦地に軍需品を運ぶ役割を担っていた「中国軍管区輜重兵(しちょうへい)補充隊」施設の被爆遺構が見つかっています。

25日は現地の写真を使いながら発掘調査の過程や発見された厩舎の跡などについて詳しく説明されました。

父が輜重兵だった諏訪昭登さん「子どものときから(輜重兵の施設に)出入りしていた記憶があります。懐かしくこの度は報告会をしていただいたことについては感謝」

また、24日は現地で説明会も開かれ、参加した人たちは軍都広島の歴史に触れていました。

市は遺構の一部を切り取って保存・活用することも検討しているということです。