『クィア・アイ』タン・フランス、パンデミックの影響を受けたシーズン6の撮影秘話

写真拡大

Netflixの大人気リアリティ・シリーズ『クィア・アイ』。新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受けたシーズン6についてファッション担当のタン・フランスが英Radio Timesで話している。

フード&ワイン担当のアントニ、インテリア担当のボビー、美容担当のジョナサン、カルチャー担当のカラモ、ファッション担当のタンという各分野で活躍するプロフェッショナルである5人が集結し、人生を楽しめずにいるゲストのお悩み解決をお手伝い。ファビュラスな5人は"ファブ 5"という愛称で親しまれ、シリーズはシーズン6を迎える。

大人気番組の最新シーズンは世界中で心待ちにされていたが、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受けて一時撮影が中断。その後再開されるも、コロナ禍での撮影は大変なものだったと、タンが明かした。

「僕たちはパンデミックが始まった時、1話も完成できていなかったんだ。1エピソード6日間かけて撮影を行うんだけど、5日目に中断して家に戻らなければならなかった」と説明。結果、番組史上初めてゲストのもとを再訪問することになったという。「僕たちは遅れを取り戻すことができたし、愛をもってゲストのもとに戻ることができた。彼らの人生がどのように変わったかを見たから。僕たちは彼らのことをパンデミックの前から知っていて、彼らの人生がパンデミックの影響を大幅に受けたことも知っている。だからシーズン6は、より魅力的だと思うよ」

ゲストのファッションからライフスタイルまでプロデュースすることで外見だけでなく内面にも大きな変化をもたらす本作のみどころの一つは、ゲストや地元の人々とのふれあいだ。しかしソーシャルディスタンスは、こうした番組作りを難しくしたようだ。

「『クィア・アイ』は繋がりがなにより。僕たちは大のハグ好きだけど、ゲストたちにハグできるのは初日だけ。その後はいかなる身体的接触もなしで、本当に仕事が大変だったよ。僕はゲストに触って、服を着せて、仕上げなければならない。だから"ここにハンガーにかかった服があるから着て"って言い残すだけなんて、とても変な感じがした」

これまでに経験してことのないたくさんの大変なことがあったというタン。「僕は愛情深い人間だから、誰かが泣いている時にハグして支えてあげられないなんて、役立たずのように感じたよ。ハグしてあげたいと心の中で思いながら、本当に残念だよねって言うしかなかった」

コロナ禍で多くの人が感じた触れ合うことの大切さ。テキサス州オースティンが舞台となる最新シーズンは、より共感できるものに仕上がっているに違いない。Netflixオリジナルシリーズシーズン1〜5は独占配信中。(海外ドラマNAVI)

★今すぐ『クィア・アイ』を見る★

Photo:

『クィア・アイ』シーズン5より
Ryan Collerd/Netflix