「影向の松」

2021年6月17日(木)から8月17日(火)まで、愛知県名古屋市の有松にあるアートビル「KONMASA」の2F アートギャラリーにて、ゆるかわふう氏の個展「秘密」の開催が予定されている。水曜定休で、時間は11:00〜20:00。同氏は“光彫り作家”として活動しており、本展でも絵画や彫刻とも違った新しい分野の芸術表現を楽しめる。

1980年大阪府出身のゆるかわふう氏は、2006年に東京藝術大学美術学部建築科を卒業し、2008年に東京藝術大学大学院美術研究科芸術学(美術解剖学)を修了。建築用の発泡断熱材(スタイロフォーム)を使い、オリジナル技法の“光彫り”を考案して、独自の表現を展開している。さまざまなグループ展や個展の開催に加え、多数のテレビ出演も果たしているアーティストだ。

その表現は、背後から白色LED照明を当てた発泡断熱材を彫り、厚みを変化させることで光の陰影を出すというもの。鮮やかな色彩と発泡断熱材ならではの豊かな表情が特徴で、水墨画にも似た古典的な空間の奥行きをも感じさせる。本展のメインとなるのは、松の大作品の「影向の松」。能舞台の背景(鏡板)として一般的に描かれる春日大社の老松をモチーフとしている。

※開催の状況について、最新の情報は公式Webサイトにて要確認

■期間:
2021年6月17日(木)〜8月17日(火)

■開催場所:
KONMASAビル 2F アートギャラリー
愛知県名古屋市緑区有松1905

■問い合わせ先:
KONMASAビル
tel. 052-825-3477
url. https://www.konmasa.com/