1月はじめにアキレス腱断裂が報じられた時、アクセル・ヴィツェルにとって今シーズンのブンデスリーガのみならず、今夏に延期されたユーロ2020についても、すでに終焉を迎えたかのようにも思われた。しかしながら月曜日にベルギー代表は同選手の名前も発表。しかしながらこれは、ドルトムント側を驚かせるものではなかったという。

 「アクセルは完全に予定通りに来れているよ。この大会にどうしても三回したいという気概が感じ取れたね」と、ケール有資格部門担当はkickerに対してコメント。現状についてヴィツェルはベルギー代表を詳細に渡り話し合っており、マルティネス代表監督から直接ドルトムントへと連絡があり、今回のステップについて話し合ったとのこと。「アクセルは今回の準備期間に参加する。それからどうなるかは、見てみることになるさ」

 一方でマルティネス代表監督は、「アクセルは代表入りに値する選手。きっと大きな役割を果たしてくれるだろう」と述べつつも、過度な期待をかけることなく大会まで様子をみたい考えであり、確かなことはベルギー代表もヴィツェル自身も、大きな期待は持ち合わせているがあくまで、決してリスクをおかすような考えはないということだ。