『美しき誘惑−現代の「画皮」−』 ©2021 IRH Press

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全国映画動員ランキング発表!(5/15-5/16)

興行通信社が5月15日(土)、16日(日)の全国映画動員ランキングを発表しました。

【場面写真ずらり♪】映画動員ランキングTOP10を画像で見る

今週はアカデミー賞受賞作品など4本の新作がランクインしています。先週のTOP3『名探偵コナン 緋色の弾丸』『るろうに剣心 最終章 The Final』『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は何位になったのでしょうか?

10位『ノマドランド』

第93回アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演女優賞を受賞した『ノマドランド』は公開8週目もTOP10入りです。

監督は、クロエ・ジャオ。出演は本作で3度目の主演女優賞を獲得したフランシス・マクドーマンドほか。

リーマンショックによる企業倒産の影響で、長年住み慣れたネバダ州の住居を追われた60代の女性ファーン。すべてを失った彼女は、遊牧民としてキャンピングカーを住処とする車上生活者になることを決意。過酷な季節労働をしながら、彼女は日々を懸命に生きる。

9位『くれなずめ』

松居大悟監督が、成田凌、高良健吾、若葉竜也、浜野謙太、藤原季節、目次立樹らを迎えて描く、実体験を基にした青春コメディ『くれなずめ』は初登場9位にランクインです。

友人の結婚式で集まった6人のアラサー男子たちが、披露宴と2次会の間にできた時間の中で起こす騒動が描かれます。

優柔不断だが心優しい吉尾は、欽一、明石、ソース、大成、ネジと友人の結婚式で久々の再会を果たす。赤いフンドシで踊るダンスを余興で披露した彼らだったが、周囲は興ざめ。気まずい状況の中で2次会を控えていた6人は、道中で学生時代の記憶に思いを馳せる。

8位『ファーザー』

アンソニー・ホプキンス主演のヒューマンドラマ『ファーザー』は初登場8位に。

第93回アカデミー賞では、作品賞、主演男優賞、助演女優賞など6部門にノミネートされ、アンソニー・ホプキンスが『羊たちの沈黙』以来、2度目のアカデミー主演男優賞を、クリストファー・ハンプトン、フロリアン・ゼレールが脚色賞を受賞しました。

ロンドンでひとり暮らしをする、81歳のアンソニー。彼は認知症により記憶が薄れ始めていたが、娘のアンが手配した介護人を頑なに拒否していた。そんな折、パリで新たな恋人と暮らしているはずのアンの夫であると主張する、謎の男がアンソニーの前に現れる。

7位『ジェントルメン』

マシュー・マコノヒーをはじめ、チャーリー・ハナム、ヘンリー・ゴールディング、ミシェル・ドッカリー、コリン・ファレル、ヒュー・グラントら豪華キャストが一癖も二癖もある個性豊かなワルを演じるノンストップ・クライム・サスペンスです。

監督は、『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』『スナッチ』のガイ・リッチー監督。

ロンドンである日、大麻の栽培で財を成したアメリカ人・ミッキーがビジネスを売却し、引退するとの噂が流れる。それを聞きつけた強欲なユダヤ人の大富豪やゴシップ紙の編集長、マフィアらはミッキーが残した500億円もの利権をめぐり跡目争いに身を投じる。

6位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』

ロングラン大ヒット中の『鬼滅の刃』は31週目に入りました。

先週からひとつ順位を下げるも、累計は観客動員2893万人、興収399.7億円を突破しました。

アニメ最終話に続く舞台“無限列車”で繰り広げられる炭治郎やその仲間たちと鬼の攻防戦を描く本作。TVアニメ版から続投の花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、平川大輔ら豪華声優陣が出演。監督も引き続き、外崎春雄が務めています。

5位『劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 後編 Paladin; Agateram』

全世界累計6100万ダウンロードを突破したスマートフォン向けRPG『Fate/Grand Order』初の劇場版アニメーション『劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 後編 Paladin; Agateram』は初登場5位に。

前編に引き続き、ゲームの全体構成を担当する奈須きのこ自らがシナリオを担当、気鋭の演出家・荒井和人が監督を務めます。声の出演は宮野真守、島崎信長、高橋李依ほか。

西暦1273年のエルサレム。ベディヴィエールらは、民を殺戮する獅子王と“円卓の騎士”との壮絶な死闘の末、“太陽王・オジマンディアス”に同盟を持ちかけることに成功する。だが、獅子王の計画を明かしたオジマンディアスはその提案を拒絶してしまい……。

4位『シン・エヴァンゲリオン劇場版』

公開10週目に入った『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は先週3位から4位に。

本作は、エヴァの生みの親である庵野秀明が総監督を、鶴巻和哉、中山勝一、前田真宏が監督を務めました。声の出演は緒方恵美、林原めぐみ、宮村優子ほか。

3位『るろうに剣心 最終章 The Final』

『るろうに剣心』も先週2位からワンランクダウン。

公開4週目の土日2日間で観客動員9万2700人、興行収入1億3700万円をあげており、累計では動員188万人、興収26億円を突破しました。

主演の佐藤健をはじめ、武井咲、青木崇高、蒼井優らこれまでの“るろ剣”オールスターが再集結。シリーズ最強の敵・縁役を新田真剣佑、かつての剣心の妻・巴役を有村架純が演じています。監督はシリーズすべてを手がけてきた大友啓史が務めました。

かつて“人斬り抜刀斎”として恐れられていた緋村剣心は、志々雄真実との死闘の末、逆刃の刀を置き、神谷道場で穏やかな生活を送っていた。しかしそんな平穏もつかの間、突如として何者かが東京を攻撃し始め、剣心と仲間たちも再び危険に晒されることになる。

2位『名探偵コナン 緋色の弾丸』

4週連続トップを走っていた『名探偵コナン』はひとつ順位を下げるも、公開5週目の土日2日間で観客動員9万3000人、興行収入1億3500万円を記録。

累計では観客動員443万人、興行収入62億円を突破です。

本作の監督は前作『〜紺青の拳(フィスト)』も手掛けた永岡智佳。声の出演は高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、池田秀一らおなじみのメンバーに加えて、浜辺美波がスペシャルゲストとして参加しています。

世界最大のスポーツの祭典“ワールド・スポーツ・ゲームス”が東京で開催されることに。開会式にあわせて名だたる大会スポンサーが集うパーティー会場で、企業のトップが相次いで拉致される事件が発生。この一筋縄ではいかない事件の解決に、コナンが挑む。

1位『美しき誘惑−現代の「画皮」−』

宗教家の大川隆法が製作総指揮と原作を手がけた“九尾の狐”の伝説をモチーフにした恋愛ミステリー『美しき誘惑−現代の「画皮」−』が初登場で首位を飾りました。

土日2日間で観客動員11万3000人、興行収入1億4000万円を記録です。

『世界から希望が消えたなら。』『夜明けを信じて。』の赤羽博監督と大川咲也加の脚本で、“九尾の狐”に取り憑かれた妖魔の女性と、彼女に心を奪われ葛藤する男の姿が描かれます。

長谷川奈央、市原綾真がダブル主演を務める他、芦川よしみ、モロ師岡、矢部美穂らが出演。

大手銀行副頭取の秘書として働く、山本舞子。彼女は、夜に銀座の高級ホステスで働き男性を品定めする裏の顔があった。そんなある日、そこにやって来た総理大臣の有力候補・塩村太郎は、彼女に惹かれていく。だが、舞子は“九尾の狐”に取りつかれた妖魔で……

全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)

1位『美しき誘惑−現代の「画皮」−』
2位『名探偵コナン 緋色の弾丸』
3位『るろうに剣心 最終章 The Final』
4位『シン・エヴァンゲリオン劇場版』
5位『劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 後編 Paladin; Agateram』
6位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
7位『ジェントルメン』
8位『ファーザー』
9位『くれなずめ』
10位『ノマドランド』