"幽霊"の正体は未だにわからなが、世の中には心霊体験をしたことがある人もいる。キャリコネニュース読者からも

「夜、金縛りにあった。目覚めが悪く水を飲もうとして台所に行った所、白い服を着た髪の長い女性が、うつむいて正座でずっと座っていた」(40代女性)
「寝るために2階の部屋に行くと、女性が正座していた。『あれ……おかしいな。妻はまだ1階にいるのに』と思うなり寒気がして、慌てて1階に引き返して妻に話した」(60代男性)

といった、奇妙な体験が寄せられている。(文:コティマム)

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「5人の客が乗ってきたのに4人しか降りない」

40代の女性は少し霊感があるというが、夫の方がよく幽霊を見るようだ。

「バスの運転手をしている主人は、よく『今日は幽霊を乗せたよ』と言います。5人の客が乗ってきたのに4人しか降りない、バスの中はもぬけの殻。雨が降ると、決まったバス停から小学生の女の子が乗ってくるけど、降りた所を見たことがないなど……」

幽霊の乗車は、夫だけでなく他の運転手も体験しているようだ。曰く、幽霊の見た目は「普通の人」と同じなのだという。

「『幽霊が乗ってきた時はバスがまったく揺れないので、すぐにわかる』のだとか……」

墓園で目の前を歩いていた初老男性「曲がった先にいるはずなのに……」

60代の男性は、お盆に体験した時のこと振り返る。もう30年も前だ。男性は先祖が眠る墓園に、当時健在だった両親と妻子とで、お参りに行った。

「時間は夕方頃だったと思う。墓園内のトイレに行こうと歩いていると、自分の前を、初老の男性がトイレに向かって歩いていた。その時は特に何も考えず、ただその男性の後をついて行った」

男性の前、トイレに向かって歩く初老の男性。たまたまタイミングが同じになったため、その後をついていく形になった。初老の男性はトイレの建物の脇の小道を歩いて左側に曲がった。男性もそのままついて行き、同じように左側を曲がったが、ふと違和感を持った。

「変だな。なんでトイレの入口が後ろにあるのか……と、曲がった先にいるはずの男性の姿を探した。でも男性の姿は消えていた。トイレの建物を一周しトイレの中も見たけど、先ほどの初老の男性を見つけることはできなかった」

男性が見た初老男性は、"墓園に眠る誰か"だったのだろうか。

ハッキリと姿形が見えていると、「本物の生きている人間だ」と思ってその瞬間は恐怖も感じない。しかし、ちょっとした違和感に気づいた時、まして今まで見えていた姿がいきなり見えなくなると後から「あれは何だったんだろう」と怖くなる。

皆さんが通りすがり、当たり前のように見えている相手も、実はこの世のモノではないかもしれない。

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