新型コロナウイルスについて、栃木県と宇都宮市は9日、新たに41人の感染を確認したと発表しました。

また、芳賀町の事業所で県内51例目のクラスターが発生したほか、変異株2例の感染が確認されています。

感染が確認されたのは、佐野市、小山市、栃木市、さくら市、那須塩原市、那珂川町、那須烏山市、下野市、足利市、大田原市、そして宇都宮市の未就学児から80代までの男女41人です。

このうち31人が知人や同僚、同居する家族などに陽性者がいました。

そして、県は新たに芳賀町の事業所で県内51例目となるクラスターが発生したと発表しました。

従業員規模が820人の事業所で、先月31日から今月4日にかけて従業員5人の陽性が判明しています。

事業所内でマスクを付けずに食事中に会話するような密接な場面もあったということで、職場で24件の検査を行っています。

県では事業所や派遣会社に感染防止防止の対策を指導しています。

また、県は新たに2人の変異株の感染を確認したと発表しました。

1人は10代の女性で今月上旬に発症し、県内21例目、25例目、26例目の変異株の感染者と関連がありました。

もう1人は今月上旬に発症した30代の男性です。

県内の変異株患者は累計で29人となっています。

県内の感染者は累計で4,891人、現在の療養者は256人で、このうち重症は3人、入院調整中は27人となっています。

近県の感染状況です。埼玉県では131人、茨城県では38人、群馬県が17人の新たな感染を発表しました。